受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
前回は「ICT教育とは何か」「教育現場でのICT活用の効果」についてお話しました。
ICT教育は整備が進められていて、効果が期待できる新しい形の教育方法です。
とはいえ、実際にはどんな活用法があるのでしょうか。
今回は、現在見込まれている教育現場でのICTの具体的な活用例について、お話したいと思います。
オンラインで宿題を配布
現在、全国の小・中学校のなかでは、宿題を持ち帰ったタブレットで行う学校もあります。
オンラインでの宿題配布のメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 意欲的に取り組める
- 繰り返し学習やさかのぼり学習もしやすくなる
- 個々のレベルに合った問題の出題も可能になる
タブレットやPCを使用した宿題は、子どもの学習意欲を引き出します。
親が宿題をやるように促さなくても、意欲的に机に向かうメリットは大きいですよね。
また、繰り返し学習やさかのぼり学習もしやすく、個々のレベルに合った問題の出題も可能になります。
その子に合った学習ができるので、苦手な科目や単元も伸ばしやすくなる特徴があります。
双方向型の授業
ICTを活用した教育では、オンラインだからこそできる「双方向型授業」があります。
双方向型授業は、教師が生徒に教える一方通行の授業ではなく、双方向型の対話的な授業です。
双方向型授業では、教師と生徒の両方が発信者となります。
「教師⇔児童・生徒」はもちろん、「児童・生徒⇔児童・生徒」というやり取りも行い、より主体性を持って学べることがメリットです。
思考力や表現力を養う効果も期待でき、教師からだけではなく、クラスメイトからも学ぶことも可能に。
一方通行の授業とは異なり、教師と児童・生徒の距離が近くなるという特徴もあります。
ICTを教育現場で活用していけば、自分の学習の進捗をデータとして確認できるため、得意・不得意がより明確になります。
学力を伸ばすことはもちろん、子どもたちの学習意欲を引き出せるICT教育の可能性は無限に広がっています。