中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
もうすぐ冬休みになりますね。子どもたちにとっては待ちに待ったお休みでしょう。
年末年始はバタバタして忙しいころでもあるので「宿題は大丈夫かな」と心配になる保護者の方も多いと思います。
そんな時は、家庭で子どもが勉強しやすくなるルールを決めると良いです。
ルールというと子どもを縛るためのツールだと思ってしまうかもしれませんが、
子どもがルールをポジティヴに捉えるかネガティヴに捉えるかは、その決め方次第なのです。
子どもの行動を禁止するルールを作ろうとするのではなく、
良い行動を引き出すためのルールを作ろうとするとうまくいくものです。
今回は「家庭で決めておくべき冬休みのルール」をテーマにお話します。
みなさん、おうちの中でお子さんとのルールは何かありますか?
ご飯を食べた後は食器を片付ける、朝は自分で起きる、宿題は夕飯の前に済ませる…など、たくさん挙げられます。
冬休みになると学校はありませんし、生活のリズムが変わってきます。
なので、それに合わせてルールも変えていく必要があります。
そこで、学習面に関して2つ家庭でルールを決めましょう。
- 宿題をいつやるのか
- 宿題をいつまでに終えるのか
1日の生活のリズムが習い事や家の用事でそれぞれ異なってくるので、
「何時から何時の間に宿題をやるのか」「1日何時間(何分)勉強するのか」を決めておきましょう。
またお休み中に旅行に出かけたり、宿題をやれる時間が限られてくるおうちもあると思います。
始業式の前日になって慌ててやることのないように、
「旅行に出かける前までにこのページまで終える」など、先読みしながらコツコツ取り組めるようにしておきましょう。
また、ルールを決める上でもうひとつ大切にしてほしいことがあります。
それは、まずお子さんの考えを聞いてあげることです。
こちらから一方的に「冬休みは午前中1時間は勉強しなさい」と言ってしまうと、
“やらされている”感じを受けてしまいます。
こうなると続くのは最初のうちだけですぐ嫌になって手につかなくなります。
例えば、
「冬休み中は習い事も家の用事もあって忙しいから、
午前中に1時間は宿題やる時間をとった方がいいと思うけど、どう思う?できそう?」
という感じで、一度お子さんの意見を聞いてからすり合わせていくと、“やらされている感”は減ります。
これに加えてそのルールが守れたら、必ず褒めてあげましょう。
毎日ルールが守れたら最後の日にはご褒美をあげるのもいいですね。
「ルール」と聞くと厳しい印象がありますが、
これは考え方を変えればお子さんにとって「褒めてもらえるチャンス」になりますよね。
保護者の方にとってもお子さんを褒める機会が作れることになります。
いつも勉強に関しては結果ばかり見て怒ってばかり…という方は、
ぜひこの機会に冬休みのルールを作って、褒めるチャンスをたくさん作ってみてください。