中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
小・中学生のお子さんにとっては、1年の締めくくりは年度末の3月といったイメージが強いかもしれません。
とはいえ、やはり年末のこの時期も大切な区切りですよね。
新年からスムーズなスタートが切れるように、今回は1年の振り返りについてお話ししたいと思います。
2つの面から振り返る
1年の最後に、生活面・学習面の2つの視点から振り返りをしましょう。
- 早寝早起きはできたか?
- お手伝いはできたか?
- ゲームをやり過ぎなかったか?
生活面としては、たとえば上記のようなことを振り返ってみましょう。
- 計画に沿った学習ができたか?
- 自主学習に取り組めたか?
- 1日にどれくらいの時間を勉強にあてられたか?
学習面としては、たとえば上記のようなことを振り返ります。
振り返りのチェック項目は、多ければ多いほど良いです。
一年間を振り返ると、新たな気づきも出てきますよね。
「何気なく過ごしていたけど、振り返ってみたら○○ができてなかった」
「今年の初めに立てた目標を忘れて過ごしていた」
なんてこともあるかもしれません。
しかし、「自分はダメだ」「やっぱり目標に到達できなかった」と、ネガティブに捉える必要はありません。
今年できなかったことは、来年できるようになればいいのです。
振り返りを踏まえた来年の目標を立てる
振り返りのポイントは、過剰行動(やめたい行動)と不足行動(足りない行動)を、それぞれ1つ以上見つけること。
ゲームをやり過ぎた(過剰行動)のであれば、これを減らすことを来年の目標にします。
また、自主学習を毎日できなかった(不足行動)であれば、これを増やすことを目標にします。
さらに、目標は
- 具体的であること
- 少し背伸びをすれば届くこと
が大切です。
抽象的な目標は「どう頑張ればいいのか」が明確ではなく、高すぎる目標は継続できずに挫折しやすいのです。
この機会にお子様と一緒に一年を振り返り、来年の目標とともに、新たな気持ちで新年をスタートできるといいですね。
最後に。
昨年から続くコロナ禍での子育て、保護者の方々は本当に大変だったと思います。お疲れ様でした。
私たちはこれからも、子育てや勉強に悩む保護者様の皆さまに寄り添い、さまざまな情報を発信していきます。
本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。