中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
早いもので、2018年最後の日となりました。
年末年始は、友だちと遊んだり親戚で集まったり忙しくなる時期ですね。
今回はそんな忙しい時期でも、勉強に対するモチベーションを維持する方法をお伝えします。
モチベーションを維持するためには保護者の皆さまの応援が当然必要になってくるのですが、
そこで注意すべき点は「褒めかた」です。
一般的に、やる気や能力を底上げするには「褒めること」が重要であると言われています。
しかし、忘れてはいけないのが「褒める」の土台である「承認」です。
「承認」は、子どもたちの立場から言えば「見てくれているという感覚」と言い換えられます。
「見てくれている」というのは保護者の方が、テストの点数(結果)だけでなく、
それまで子どもたちが努力してきたこと(行動)を認めるということです。
例えば、学習の過程については触れずに点数のみで判断して、
点数が下がった場合
親:「なんでこんな点数もとれないの!?」
子:「だってあの時~~・・・」
と子どもの言い訳が始まります。
点数が上がった場合
親:「点数上がったね!やればできるじゃん!」
子:「うん、ありがとう。(点数上がった時だけ調子良いこと言うくせに・・・)」
と思われてしまいます。
私の教室でも、保護者の方からお子さんのお家での学習の様子を聞いたところ
「先生の言うことはよく聞くのに、私の言ったことは聞く耳を持ってくれません・・・」
という悩みを耳にすることが少なくありません。
教室では普段の授業からその子の実力を受け入れ、
「やるべき行動が出来たときには褒める」という時間を作る環境づくりをしています。
結果は行動の蓄積です。
正しい行動が積み重なって初めて結果が出るのです。
そのため、私たちは行動を重視します。そして行動に対して承認をします。
保護者の皆様も、忙しい中ではありますが、その子が決めた学習時間に合わせて
「今日も午前中に宿題を終わらせることが出来たね。」「間違い直し、丁寧に出来ているね。」
のような声をかけてみましょう。
あくまで結果ではなく、「正しいやり方で勉強をする」という行動を褒めましょう。
3学期には学年末テストがあります。
これまでの定期テストで満足のいく結果が得られてなかった方は、ぜひお子さんの行動を見直してみてください。
今年も、私どもは生徒さんの行動を常に観察し、修正をこころみてきました。
いい加減、飽き性、怠け癖・・・。一見そのように見えてしまう生徒さんたちにもたくさん出会いました。
しかし、そんな子どもたちの性格を変えようとするのではなく、行動を変えることで、
結果がついてきた場面を今年もたくさん見ることが出来ました。
そんな姿に何度勇気をもらったか数え切れません。本当に感謝しています。
そして、このブログをいつもご覧いただいている皆さんにも、改めてお礼申し上げます。
今年も大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。
来年も、個人指導専門塾をよろしくお願いいたします。