受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
春休みに入り、あと10日余りで新学年になります。
春休みは宿題もないし遊べる期間、と思っている小学生のお子さんは多いでしょう。
ですが春休みこそ、この一年間の復習をする絶好のチャンスです。
しかし、このことを伝えても小学生の生徒からは、
「何を勉強したらいいのか分からない。」
「全部やればいいのは分かるけど、全部なんて春休みだけではできない。」
という反応が返ってきます。
そこで今回は「春休みにどんな勉強をすれば良いのか、また保護者の方がすべき声かけ」についてお話しします。
この短期の休みにするべきことは、
- 勉強の習慣を途切れさせないこと
- 苦手単元の復習
この2つです。
長期休暇が始まるたびに私たちが気を付けていることは、子どもが勉強しない日を作らないということです。
もちろん、家の都合で勉強できない日もあると思いますが、そうでない限りは必ず、
短くても良いのでお子さんが机に毎日向かえるような工夫が必要です。
そのためには、毎日達成できる目標を作ることが大切です。
「一日1枚、計算プリントの問題を解く。」
「一日2ページ、国語の文章問題の問題集を進める。」
目標を作るポイントは、少ない量でも毎日続けられるものにするということです。
春休み中は良くても、新学年になったとき勉強の習慣が残っていないと苦労します。
新学年が始まったときに勉強の習慣があるかどうかは、良いスタートダッシュが切れるかどうかに大きく関わってきます。
そして、決めた目標を達成出来たら、ご褒美を用意することも効果的です。
例えば「やることをやったらおやつを食べることが出来る」や
「3日連続で目標達成出来たら、お買い物についていったときひとつ好きなお菓子を買ってもらえる」など。
春休みは比較的短いお休みのため、「毎日机に向かう」という課題は達成しやすいです。
ここで今のうちに自信を付けておけば夏休みの勉強にも良い影響を与えることが出来ます。
また、春休みは授業がないため、学校の勉強がストップします。
こういう時こそ、普段手を付けにくい苦手単元に取り組むべきです。
しかし、あえて嫌いな教科を学習するのはやり方が分からないものです。
そこで、一気に全部取り組むのではなく、
一日一問だけ取り組む、など小分けにしていき、少しずつ理解していくのが一番です。
さらに、重要になってくるのが保護者の方からの声かけです。
特に小さいお子さんには「ルールを作る」ということがとても有効です。
小さいお子さんは、中学生と違って「何が苦手なのか」「何を勉強したら良いのか」を自分で理解しにくい場合があります。
なので、周りの大人が一緒に勉強することを決めて、ルールを作り、それをお子さんが行動に移していく、
という手順を踏むと良いです。
また、お子さんが悩んでしまった場合は、保護者の方が一緒に問題をクリアしていく姿勢を見せたり、
解こうとする姿勢が見えたら褒めてあげるなどして、
出来た喜びを一つずつ、増やしていくように声かけをしましょう。
春休みは成長する良い機会です。
「勉強する」という行動がお子さんに見られたらどんどん褒めて、まずはその行動を促進させましょう。