中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
春休みに入ると「1年間の学習が終わった」と安心してしまい、勉強から解放された気分になる子は少なくありません。
しかし、春休みはしっかりと勉強時間を確保できるチャンスです。
学年に合わせて最低でも1日1~3時間は勉強しよう
とくに4年生は2時間、5年生は2時間半、6年生は3時間が理想の勉強時間です。
春休みは学年が変わる区切りの期間であるため、これまでよりも学習時間を長めにしたり、前学年の復習をしっかり行う取り組みが大切。
一つ学年が上がる嬉しさとともに、意欲をもって勉強できるといいですね。
科目ごとに学習計画を立てる
「1日〇時間勉強する」といったザックリとした計画では、途中で挫折してしまうことも考えられます。
そのため、科目ごとに学習計画を立てましょう。
国語は漢字練習だけでなく、文章要約や音読を取り入れると読解力が身に付きます。
算数は計算を何度も繰り返すことが大事。上手く解けない問題は基礎にさかのぼってしっかりと理解するようにしましょう。(算数は苦手な子も多いので、今のうちに苦手を克服していきます。)
春休み中の勉強で保護者ができること
同じように「算数が苦手」という子でも、つまずいている箇所はさまざま。
分からないところをそのままにしてしまうと、時間が経てば経つほど取り戻すのが困難に。
なぜつまずいているのか自分でも分かっていない子もいますので、親御さんには“お子様がつまずいているところの原因を分析”していただきたいと思います。
つまずいている原因を分析して、どうしたら先に進めるのかを考え解決するサポートをしていきましょう。
また、理科や社会が苦手な子の場合は、興味を持てるようなアプローチが有効です。
科学館に行く、家庭でできる簡単な実験をしてみる、自然に触れる体験をさせる、新聞やニュースを読む、地名をクイズ形式で覚える、なども良いかと思います。
さらに、お子様が勉強に取り組んでいることを積極的に褒めていきましょう。
「勉強する⇒親に褒められる⇒嬉しいので次も頑張る」
のように、学習習慣が定着しやすい効果があります。
高学年になるにつれて、親が勉強に口を出さなくても自分で取り組める子になって欲しいと思う親御さんも多いかと思いますが、何も言わなくても勉強できる子は稀です。
お忙しい親御さんが多いので大変かとは思いますが、お子様が春休み中も集中して勉強に取り組めるように適度な距離感でサポートしていきましょう。