中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
本日は中学1年生がゴールデンウィーク中に行ってほしい勉強について具体的にお話ししたいと思います。
3期制の中学校の場合、ゴールデンウィーク明けの5月中旬~下旬ごろに、1年生にとっては初の定期テストが待ち構えています。
初めての5科目まとまったテストなので、「テスト勉強をしよう」となると、その量は小学校の頃よりとても多くなります。
「小学校まではテストで大体100点をとれていたのに、中学生になった途端に平均点を取ることも難しくなった」
という声は非常に良く聞きます。
小学生までの勉強のスタイルと中学生からの勉強のスタイルは大きく違うのに、「今まで通り」の勉強法(テスト勉強を直前にしか行わない等)でテストに挑むとこのような結果に陥ってしまいます。
なので、まだ中学の定期テストを経験していないこの時期の中学1年生のお子さんには、保護者の方からの声掛けや応援、テスト勉強への促しが大切になってきます。
特に、小学校の時期に英語の準備をしてこなかったお子さんには、このゴールデンウィーク中にぜひ英語の勉強を多く行わせてあげてください。
中学で本格的に始まる英語。小学校でも英語に触れる機会は昔と比べて増えてはいますが、習い事として英語に触れていた子と比べると、習ってこなかった子はアルファベットとローマ字から書けない子がとても多いです。
大人からしたら「アルファベットくらいは…」「ローマ字くらいは…」と思うかもしれませんが、その大人の思い込みが怖いのです。
実際に今まで英語を習っていなかった中学1年生になりたての生徒にアルファベットのテストを行ってみると、正答率は低いです。
特に、「大文字は何となく書けるが、小文字は全然分からない」という子がとても多いです。
英語は初めの段階の「出来る」「出来ない」から好き嫌いがはっきり分かれてきます。また、ゴールデンウィーク明けあたりから、本格的に文法の勉強も入ってきます。
子どもは、今の段階でアルファベットを完璧に書けないとこの先どれだけ困るかがわかりません。
分かるのは、経験的にこれからの勉強内容を知っている大人たちです。
だから、周りの大人が伝えてあげないと、子どもは本当にやるべき内容が出来ないのです。
後々、英語が嫌いにならないためにも、この休みの期間のうちに「大文字小文字のアルファベットはきちんと書ける」ように繰り返し書いての練習、簡単な小テストで覚えているかのチェックを行って、定期テストへ備えてください。