受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
こんにちは、個人指導専門塾の丹下です。
2020年度から学習指導要領が変わります。
それに向けて、学校の授業でも少しずつ自分の意見を書いてまとめたり、
グループで意見を交換したりする機会が増えているのではないでしょうか。
そのためにも語彙力がどれだけあるかは重要なことのひとつです。
たくさんの言葉を知っていることで、表現の幅が広がります。
今回は、「文章力を上げるためにどうやって語彙力をつける?」をテーマにお話します。
語彙力は、
「たくさんの言葉を知っている」×「それらをうまく使える」
というふたつの要素の掛け算で備わります。どちらがゼロになってもダメです。
まず、語彙力を増やす方法は大きく 3 つあります。
- さまざまな人と話すこと
- いろいろな本を読むこと
- たくさんの経験をすること
たくさんの人と会話することで、自然と語彙力が増えていきます。
例えば、お子さんと話していると、流行り言葉など聞いたことのない言葉が出てくることがあると思います。
最初は初めて聞く言葉でも、いつの間にか自分も使ってしまっていることはありませんか。
若者言葉がうつったり、方言がうつったりするのもそのひとつです。
年代や生活区域が違うと、微妙に語彙も違うので、いろいろな人と話すことで語彙力を増やすことができます。
読書は言うまでもなく、語彙力向上につながります。
知らない言葉に出会ったら調べるクセをつけておきたいですね。
また、初めての経験をすることはたくさんの新しい言葉に出会うことにつながります。
次に、言葉をうまく使えるようにするための方法です。
たくさんの言葉を覚えても、使えなければ意味がありません。
そのために、まずは自分の言葉のクセを確認していきましょう。
自分が話しているのを録音してみたり、人に聞いてもらい、自分の話し方の特徴や口癖を知っておきましょう。
そして、よく使う表現や口癖を使わないようにしたり、別の言葉に言い換える練習をしていきましょう。
言い換える練習をするのに効果的なのは、「なるべく長文で話す・書くことを意識する」です。
生徒の文章を見ていても、「楽しかった」とか「がんばる」とか 1 文が極端に短い子が非常に多いです。
「○○が楽しかった」「△△ができるように××をがんばる」など、「いつ」「どこで」「何を」「誰と」「どうやって」「なぜ」などを使って、より細かく伝えることの練習をしましょう。
お子さんだけで実践するのは難しいので、お母さん・お父さんから聞いてあげて、話しながら言葉をたくさん引き出してあげてほしいです。
語彙力をつけるには、誰かとコミュニケーションをとるのが 1 番です。
おうちでも実践できることがたくさんあると思うので、ぜひ参考にしてみてください。