中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
早いもので2019年になり1か月が経ちましたね。
中学生は2月に、この1年の中でも特に重要なものが待ち構えています。
それは学年末テストです。
中学1年生のお子さんやその保護者の方は、初めての学年末テストなので
「いつも受けている定期テストと大して変わらないのでは?」
と考えられている方も少なくないでしょう。
しかし学年末テストこそ、対策や準備をどれだけ前もってやれたかによって
その成果が大きく変わってくるテストであると言えます。
そう言える1番の理由がテスト範囲の膨大さです。
学年末というだけあり、テスト範囲は3学期に習ったものも併せて1年間分の単元が出題される学校がほとんどです。
中1の数学を例として挙げるとすると
- 正負の数の四則計算
- 文字式の四則計算
- 方程式の計算と文章題
- 比例と反比例のグラフ作図や計算、文章題
- 図形の作図、扇形の中心角や面積を求める問題
と幅広く出題されます。
その量は、普段こなしている定期テストの出題量の2.5倍~3倍ほどといわれています。
この量をこなしていくにあたって
「テスト範囲が出題される1週間前から勉強すればいいや」という考えのもとテスト勉強をしていては
確実に全範囲を抑えきることはできません。
そのため、学年末テストで求められるのは「狭く深くピンポイントで勉強する」よりも、
「広く深く各単元を抑えていく総合力」なのです。
さらに、副教科も合わせて9教科分を抑えていかなければなりません。
そこで私の経験上、学年末テストを始める良いタイミングは、テスト開始3週間~1か月前です。
おすすめの戦略は、
・初めの1~2週間で、暗記が中心である理科や社会、また、英語の単語や国語の漢字を
覚えているものと忘れていたものに分別する。
・残りの2週間は、数学の文章問題や英語の文法・読解問題といった時間の要するものを中心として進めながら、
忘れていた語句や漢字などを暗記する練習に充てる。
です。
そうすることで一夜漬けにならず、心身ともに負担をかけないテスト勉強ができるはずです。
つまり、今日この時点からテスト勉強のために動き出していきましょう。