中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは個人指導専門塾の柵木です。
夏の暑さもどこへやら、すっかり秋らしい気候となりましたね。
学校ではイベントもたくさんあり、やるべきことに追われがちな時期です。
そんなときに気になるのが、勉強の習慣がついているかどうか。
特に小学生にありがちなのが、勉強は「時間ができたらやる」というパターン。
小学生のうちは忙しいと言っても時間があることが多いのですが、行事が重なったりすると何となく忙しいような気がして、そのうち勉強が後回しになります。
そこで作成してほしいのが「行動習慣シート」。
言葉は大仰ですが、簡単に言えば「毎日の行動をチェックして習慣にしていこう」というものです。
歯磨きの習慣をつけるとき、みなさんはどうしていましたか。
私の家では、歯を磨いたら必ず子どもが見せに来て、磨けているかどうかチェックしていました。
チェックしたら「毎回良く磨けたね」と褒めてあげます。
そのうちチェックしなくても磨くのが習慣になっているので、いちいち言わなくても、自分から毎日歯を磨くようになります。
勉強も同じです。
例えば漢字が苦手なら、「1 日 3 つ漢字を練習する」という行動を決めて、毎日チェックしていきます。
ただ、懸念すべき点としては、もう親がいちいちチェックしていられないということ。
ただでさえ働いていて忙しいのに……という方もいると思います。
そのため「行動したことを視覚的にチェックできるシート」を作成して、いつでも子ども自身がチェックできるようにします。
習慣にしたいことを事前に一緒に決めて書いておき、それができたら○をつけるといった具合です。
この場合、別にチェック者は親でなくてもいいです。セルフチェックさせるのがベストです。
子どもとしても自分がやった行動を客観的に見ることで自己評価ができます。
例えば、日付に○をつけていくようなシートを作成します。
自分で自分を褒める形になるので、◯が続くと「今日も◯をつけたい」と思います。○が埋まっていくことで行動へのモチベーションが上がります。
褒めるときは目に見える形であるのが良いです。
もちろん初めから完遂できる子はいません。
ときどき保護者の方がチェックしてあげるのも良いでしょう。そして褒めてあげてください。
習慣として身に付けば、余裕のない時にも最低限のことができ、さらに余裕のある時は+αのことができます。
まだ余裕があるうちに、先を見据えて、勉強の習慣づけをしていきましょう。