中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
突然ですが、お子様に勉強をさせたい時、どんな言葉をかけていますか。
「いつになったら勉強はじめるの。」「はやくやりなさい。」は逆効果の場合があります。
そう言われると子どもは反発心を持ってしまい、「今やろうと思ったのに」と思ってしまいます。
子どもの学力は、保護者に「~しなさい」と言われるよりも、自主的に取り組んだ方が
身につきます。
強制の言葉が必要な場面もありますが、何より大切なのがお子様自身が前向きになる言葉です。
「このページのできるところからやってみよう。」「問一だけでもいいから考えてみよう。」と、
決してたくさんはやらなくて良いから、とにかく机に向かおうということを伝えるのがポイントです。
「とにかくやってみよう。」と言うだけで、出来る子はいるかもしれません。
ですが、普段勉強の習慣がついておらず勉強が苦手な子の場合、
勉強の嫌なイメージが先行してしまうため、やる前から「もう嫌だ!」と思ってしまいます。
なので、実際に解けそうな問題を具体的に数問選んで、それを一つ一つクリアしていく気分を味わってもらうのです。
このように設定した小さなゴールをスモールゴールと呼びます。
スモールゴールをクリアすることで達成感を感じること、また勉強することが楽しいな、自分でもできるんだ、という成功体験を積んでいくことが大事です。
もし、その中で分からない問題が出て来たら、まずはゴールまで導いてあげましょう。
ゴールまでの道のりが確認出来たら、もう一度自分の力で解いてもらう。
出来たら褒めてあげて、惜しいところまで解けたら、「もう少しだから頑張って。」などと一緒に走っていくイメージです。
そして、褒める時は最大限に褒めることが大切です。
褒められてうれしくない人はいないですよね。
ポジティブな言葉をこまめにかけてあげることこそ、勉強と言う行動を引き出すために必要不可欠です。
是非、一度試してください。