中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、学び方のクセに合わせた3つの暗記方法を紹介しました。
つづいて、今回も暗記方法を紹介していきますので、自分にあった方法か否かを考えつつ読み進めてくださいね。
4.赤シートを活用して覚える
暗記学習をするときに、赤シートを上手く活用して覚えるのも良いでしょう。
「インプット」「アウトプット」「答え合わせ」が、すぐにできるのが大きなメリットです。
ただし、赤シートで暗記ができたとしても、いざ問題を解こうとしたら分からない場合があるので必ずワークや問題集を解くのも忘れずに行いましょう。
意味を理解せずに「このページの場所にはこの言葉が入る」といった覚え方にならないよう、注意が必要です。
5.誰かに問題を出して覚える
ほとんどの子に有効な「誰かに問題を出す」といった暗記方法もあります。
アウトプットをすると記憶が定着しやすいのはもちろんですが、誰かに問題を出すことを前提として覚えると「問題を出す自分が間違ってはいけない」といった意識が働きますので、より覚えやすい効果があります。
また、自分の言葉で人に伝えるため、その行動をしている最中にも理解が深まっていくメリットも。
ただ、一人ではできないのがデメリットです。
「親が夕食の支度をしている間に1日3問の問題を出して答えてもらう」などのように、ちょっとした時間をこの暗記方法に充てるのも良いかと思います。
一度にたくさん出題できませんので、ほかの方法と合わせて補助的に行うのがおすすめです。
番外編
ほかにも、付箋に書いて覚えるまで机や壁など目につく場所に貼る⇒覚えたら剥がす、といった方法もあります。
また、寝るまえに暗記すると寝ている間に記憶が整理されて覚えやすい特徴があるので、暗記学習をする時間にも気を配ってみてください。
- 書いて覚える
- 声に出して覚える
- 絵や動画などを見て覚える
- 赤シートを活用して覚える
- 誰かに問題を出して覚える
- 付箋を利用して覚える
- 寝るまえに暗記する
今回は7つの暗記方法を紹介しました。
「自分は視覚優位」と思っても、声に出して覚えるほうが合っている場合もありますし、いくつかの方法を組み合わせるのもアリです。
さまざまな方法を試してみて、自分に一番合う暗記の仕方を確立していきましょう。