中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
今回のテーマは、「暗記をいかに効率的に行うか」です。
短い時間で覚えられる方法を身につけることが出来れば、余った時間は好きなことをしたり別の勉強に充てられますよね。
・繰り返し暗記するのは前回覚えられなかったところだけ
暗記というと、「書いて覚えて…」を繰り返す勉強法を取っている人が多いです。
もちろんこのやり方で良いのですが、この際もっと効率的に暗記できるようになりましょう。
それは、
「2回目以降繰り返すなら前回間違えたところだけ暗記すること」
これです!
もちろん一度暗記してから時間が経ちすぎた場合にはすべてチェックした方が良いですが、
定期的に暗記の勉強を繰り返すのであれば、覚えきれなかったところに印をつけ、そこだけを覚える方法が効率的です。
これは実験でも証明されている科学的な裏付けのある方法なので、脳の仕組みを考えても有効な方法と言えます。
・五感で覚える暗記方法を習得しよう
よく、「暗記の仕方がわからない!!」と言う生徒がいます。
そのような子どもは、暗記のやり方がわからないのです。
このような場合にはより具体的な暗記のやり方を教える必要があります。
私どもがよく言うアドバイスは
「とにかく口に出しながら書けるだけ書こう」
です。
単純明快なアドバイスで、子どもにとって分かりやすいやり方です。
「口に出して書けるだけ書く」
これは、五感を使って暗記するということです。
暗記する言葉を声に出すことによって口で、
それを聞くことで耳で、
書くことで腕で、
それを見ることで目で、
そして最終的には脳で覚えていくわけです。
たまに、ただ言葉をだまって見つめて暗記している子もいますが、これではもったいない!
体全部を使った覚え方をしましょう。
家で学習するのであれば口に出すことが恥ずかしいということもありません。
暗記は時間がかかるものです。
そのことを知らない子どももいます。
すぐには成果が出ないことを教えた上で、根気強く時間をとることがポイントです。