中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
勉強は順調に進んでいるでしょうか。
今は1年で1番難しい単元を学習しているため、授業がうまく理解できなかったり、正答率が下がったりして、落ち込んでいる方もいるかもしれません。
そこで今回は、自己効力感を高めるアプローチ方法についてご紹介します。
自己効力感とは?
みなさんは自己効力感という言葉を聞いたことがありますか。
自己効力感とは、ある課題に対して「必要な行動を遂行できる」と、自分の可能性を認知していることのことを言います。
つまり、何か困難なことに直面したとき、自分なら乗り越えられる!と思える気持ちのことです。
自己効力感が行動に与える影響
では、自己効力感が高いとどのようなことが起こるのでしょうか。
人は成功の見込みが高いものや、自信のあるものに対して積極的に取り組む傾向があります。
反対に、苦手意識を持つことに対しては消極的になりがちです。
自己効力感が高く、「自分ならば出来るはず」と思うことが出来ると、課題に対して努力出来たり、挑戦したりすることが出来るのです。
自己効力感の高め方
自己効力感を高めることが出来れば、なんだか頑張れそう…という気がしてきましたよね。
自己効力感は、どのように高めることが出来るのでしょうか。
自己効力感に影響する要素の一つとして「遂行行動の達成」があります。
これは過去の達成経験のことを言い、これまでどのような体験をしてきたかに着目しています。
今までに挑戦したことを思い出してみてください。例えば「部活動で毎日朝練に行くという目標を立てて達成した」「テストで目標点を決めて、頑張って勉強して達成した」など、きっと努力して乗り越えてきたことがあるはずです。
これまでに達成したことを思い返すと、次に何か困難なことがあってもなんだか乗り越えられるような気がしてきますよね。
いかがでしたか。
自己効力感が高まると自分に自信がつき、今まで難しいと感じていたことにも前向きに取り組むことが出来るようになります。
自分の可能性を信じて、困難なことにも前向きに取り組んでみてくださいね。