中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
2学期が始まりましたが、お子様は順調に勉強に向かっていますか。
実は夏休み明けのこの時期というのは、一番つまずきやすく、生徒間での差が付いてしまう時期なんです。
そこで、“スモールゴール”を意識して2学期の目標を立て、勉強へのモチベーションを高めていく事をおすすめします。
過去に何度かお話しした「スモールゴール」は覚えていますか。
大きな目標を達成するために、逆算していくつも設定する小さな目標のことです。
スモールゴールを達成し続けた経験は、モチベーションの維持だけではなく結果的に大きな目標の達成へと導いてくれるのです。
例えば…
大きな目標:将来の夢、受験合格、など
スモールゴール:テストの点数○○点、〇月までにこの問題集を終える、毎日〇問の問題を解く、など
ここで大事になってくるのが、保護者の方ができる「スモールゴール達成に結びつく子どもへのアプローチ方法」です。
1.長期目標について考えさせる
まずは最終的なゴールとなる長期目標について、子どもが考える時間を作りましょう。
将来の夢や、どういった大人になりたいかを考える時間は、自分自身を見つめなおすきっかけになります。
目標が無いと、目の前の楽しい事に気を取られ、目標達成までのプロセスは後回しにされがち。はっきりとした長期目標の設定が大切です。
2.スモールゴールを一緒に設定する
長期目標が決まったら、スモールゴールを子どもと一緒に設定していきます。スモールゴールで大切なのは①実現可能性②期限②目視確認の3つです。
①実現可能性:スモールゴールで大切なことは「達成しやすいこと」です。少しだけ頑張れば達成できる難易度に設定しましょう。
②期限:だらだらと怠けてしまわないようにするためにも、期限の設定はマストです。逆算してスモールゴールを設定したのなら、おのずと期限は決まってきます。
③目視確認:スモールゴールは達成したか否かが誰が見ても分かるものにしましょう。例えば「○○の単元を理解する」ではなく、「問題集の〇ページから〇ページまで」などと、具体的に見て分かるゴールを設定するのがポイントです。
保護者のみなさんのサポートが子どもにとっても大きな力となります。
スモールゴールを積み重ねて、大きな目標を達成できるように寄り添ってあげたいものですね。