中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
個人指導専門塾 塾長の松田です。
ブログを開始し早2ヵ月。
講師からの勉強のやり方、また現場の生徒の成長、
楽しんでいただけていますでしょうか?
まだ御覧いただいていない方はぜひ前回までの内容をご覧ください。
きっとお役に立てる内容があることと思います。
さて、今回は当塾で特に力を入れていることをお伝えさせていただきます。
それは、「ピンポイント行動」と「トレーニング」です。
「ピンポイント行動」って何?
勉強に「トレーニング」ってどういうこと?
と思われる方もいらっしゃると思います。
今回はまず、「ピンポイント行動」についてご説明いたします。
例えば数学の文章問題。
苦手な子、多いですよね?
どうやって克服しますか?
「類似問題をやる」
「公式を覚える」
などあると思います。
文章問題を解いていくときの思考の順番は次の通りです。
①文章を読む
②図や表を書いて頭の中を整理する
③使う公式を決める
④式を作る
⑤計算する
得意な子はこの順番の通り行っています。
では苦手な子は何をしていると思いますか?
それは、どこか行動が間違っているのです。
例えば、①の「文章を読む」の行動で、「文章を最後まで読んでいない」とか。
例えば、②の「図を書く」を飛ばしていきなり④の「式を作る」に移動する、とかです。
人それぞれで間違った原因があります。
でもほとんどの講師が原因関係なく、類似問題をやらせます。
そうすることでどうなるかというと、
間違ったやり方で繰り返すため、
間違ったやり方がどんどん身についてしまう。
恐ろしいですよね。
もっと怖いのは、類似問題をやっている中で2・3問当たってしまうんです。
そしてできるようになった気になってしまう。
これが一番怖いんです。
正直に言えば、たまたま当たっただけで、
本当の意味での解決にはなっていないのです。
一番やらないといけないこと、
それは、根本解決!
その子がどこで躓いているのかを正確に把握して
その部分のやり方を身に付けることです。
「文章の読む」ところが間違っているのか、
「図の書き方を知らないのか」
「式を覚えていないのか」
これらのうち、どれなのか?
そしてそれを、その子の【ピンポイント行動】とします。
つまり【ピンポイント行動】は人によってバラバラなんです。
そこを見極め、身に付くまでトレーニングをする!
そこまで行って初めて克服となるのです。
次回はその身に付くまでの重点行動の2つ目、
「トレーニング」について解説をします。