中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回に引き続き、授業時間が不足しているこの状況で行われる定期テスト対策について、現役東大生たちに聞いてみました。
今回は英語の勉強のやり方についてです。
前回の記事をご覧になってない方はこちらもご覧ください。→「東大生に聞いてみた!コロナによって「今年の定期テスト、どうなる?」」「東大生に聞いてみた!「今年の定期テスト、数学はどうする?」」
Q.今やるべき英語の勉強は?
コロナの影響で部活が少なくなったり休日出かけにくくなっているお子様も多いと思います。そのような時間を利用して、単語や熟語を覚えていくのが良いと思います。また、特に中1は英語に慣れるためにも簡単な英文を多く読んでみるのが良いと思います。
問題を解いている時によくわからなくなってしまった場合、一度冷静になってから
- 単語をおぼえているか
- 文法を覚えているか
- 文章を理解できているか
というような視点で考えるという癖を勉強する中で身につけましょう。
つまずいたらひとつひとつその場で解決する、という癖が身についてると、後々楽になります。
早い内からやっておくべきは、「文法の理解」です。ただし、一朝一夕でできるものではないのですぐに結果を求めないようにしましょう。
Q.1 学期期末テストの英語で中学生がつまずきやすいポイントは?
中1にとってつまずきやすいポイントは非常に多くあると思います。「日本語にはない動詞の形の変化」「単数・複数」は注意点としてあげられます。
中2は比較が出てきます。覚えることが多いのが特徴のひとつです。覚えることに普段苦手意識を持っているお子様はテスト週間に入る前から復習をどんどん進めるなどの対策をとっていないと、後で苦しくなるでしょう。
中3は現在完了が出てきます。英語の時制は日本語とは異なるので、現在完了の考え方をしっかり理解することが重要だと考えられます。
今年はコロナの影響で、特に学校によって授業進度が異なります。これらの単元が今回のテスト範囲になっていない学校も勿論あるでしょう。
その場合は、「こんな単元がいずれ出てくるのだな」という認識を頭の片隅に入れておいてください。
Q.1 学期期末テストの英語で特に力を入れるべき勉強は?
授業で扱った英文を和訳するだけでなく、文の構造も自分で説明できるようにするのが良いと思います。これがすなわち文法の力です。
単語は忘れてしまっても後ですぐに覚えられますが、文法は後から勉強しなおすのがより難しいものです。
なので、特に文法は今取り扱っているものは取り扱っているその時にしっかり習得してしまうのが良いでしょう。
いかがでしたか。
数学も英語も、「コロナのこの時期だからこそ気をつけなくてはいけないこと」と「コロナに関係なく頑張らないといけないこと」があります。
今年はどっちも頑張らなくてはいけません。
とにかく大事なのは油断しないことです。手を抜いたら簡単に置いていかれます。
1学期の成績を大きく左右するのはこの定期テストです。
やるべきことは何なのか、早めに情報収集してテスト本番をむかえてほしいものです。