中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
つまづいてからなかなか得意科目になりにくい傾向にある「中学数学」。
今、数学に苦手意識を持っている中学生のお子様はこれからどのように数学と向き合っていけば良いのでしょうか。
実は、数学に苦手意識を持っているお子様のほとんどが「自分のレベルに見合った問題を反復する勉強」が不足しています。
逆に、「自分のレベルに見合った問題を反復する勉強」が日頃からできていれば、数学の苦手を解消できるということです。
では、具体的にどんな問題を解いていけば良いのでしょうか。
・苦手分野の基礎問題だけを何度も解く
学校の授業がスピーディーに進むなら、これからはより効率重視で勉強しなければなりません。
となると、数学の場合は「自分の苦手がどこか」を把握するところから始まります。
中学生がやりがちなのが、ワークに出てくる問題すべてを理解できないといけないという思い込みから、応用問題もわかるまで取り組もうとしてしまうことです。
意気込みは良いのですが、基礎がわかっていないのに応用に取り組んでも、「肝心の定期テストでは結局解けなかった…」ということになりかねません。
ここで大切なのは、
「苦手分野の基礎のみを何度も解くこと」
です。
できない問題にかじりついていては時間がもったいないです。
何より今の自分の実力を認めて基本を繰り返すことの重要性を意識すべきです。
定期テストでは、応用問題は最後の方に出てきますよね。そしてたとえそれが解けなくても、基礎問題が全問正解であれば80点以上は取れるわけです。
必要以上に完璧主義になる必要はないということなのです。
・図形問題やグラフ問題はパターンをつかむために解きまくる
計算問題はできても、図形やグラフの問題が苦手という中学生は多いです。そんな場合には、基礎問題をとにかく解きまくりましょう。
何故かとういと、中学生の数学で出てくる問題はパターン化されており、繰り返せばたとえ正解できなくても解き方が同じであると気付く時が来るからです。
ここまで来たら勝ったも同然です。
今は自力で答えまでたどり着けなくても嘆く必要はありません。
「苦手なところなのにパターンをつかめた」ということにまず喜びましょう。
苦手な分野に入ると授業が苦しくなるかもしれませんが、家での積み重ねは花開くはずです。
毎日少しだけで良いので継続して問題に取り組んでみましょう。