中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「勉強してほしい、でもやってくれない」
「ちょっと気が向いた時だけ勉強しているみたいだけど、毎日続かない」
学校から課題は送られてきているものの、どうも前向きに勉強しているようには見えない!とお困りの保護者様の話をよく伺います。
行動科学では、
無数にある行動の内、
一体どんな行動を増やしたいのか明確にし、
どのようにしたら増やせるのか
を考えます。
増やしたい行動が「勉強する」の場合、この行動を増やす要因にはどんなものがあるのでしょうか。
「勉強する」という行動を増やす要因はいくつかありますが、そのうちのひとつに「達成感」があります。
「達成感」とは何かをやり切ったり成し遂げたりした時に感じることのできる気持ちのことです。
達成感を感じることで「次も頑張ろう」と思えます。
つまり、達成感とは次の学習に向けての起爆剤なのです。
では、どうやったら達成感を感じることができるのでしょうか。
私がオススメするのは、「マス塗りつぶし法」です。
用意するものは、方眼用紙と色鉛筆です。
①まず、科目によって色を決めます。例えば、国語は赤、数学は青、英語は紫…といった具合です。
②次に勉強をします。
③15分勉強したら、勉強した教科の色を勉強した時間分だけ塗りつぶします。
例えば国語を15分勉強して、そのあと英語を30分勉強したら、赤色で1マス、紫で2マス塗りつぶします。
単純な作業ですが、この塗りつぶす作業が、「勉強したご褒美」であり「達成感」に繋がるのです。
この方法は、小・中学生だけでなく、ビジネスパーソンや東大生もやっている方法です。
私たちの生徒もマスを塗りつぶすたびに「もっと塗りたい!」と言って「あと10分だけ勉強しよう」という意欲に繋げています。
ぜひ、余っている方眼ノートや方眼用紙があれば、試してみてくださいね。