受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
こんにちは、個人指導専門塾の吉田です。
10月になりましたね、いよいよ秋本番です!
前回は集中力についてお話をしました。
なので、今回はその中でも疑問に残っているであろう項目
①ゲームや遊びには集中できるのに、勉強に集中できないのはなぜ?
②ゲームは楽しいから。じゃあ“勉強=楽しい!”ってどういうこと?
この2点に注目してお話をしようと思います。
①子供がゲームには集中できるのはなぜか。
よく相談として
ゲームばかりしていて、勉強をやりだすのが遅い・・・
自分の部屋にスマホを持って行って、いつ寝ているのか・・・
なのに、どうして勉強は集中が続かないんだ・・・
こういった声をよくききます。
なぜ、子供たちはゲームや遊びに集中することができるのか?
それは単純に楽しいからです。
大事なのは、何が楽しいのか?なんです。
ズバリ!それはやりがいがあるからです。
ゲームのやりがいって何なんでしょうか?
実は! ゲーム内で“報酬”がもらえるのです!!
当然、お金ではありません。
ただ、ゲームの中でのお金がたまる、ほしいものが自由に買える、
遊び仲間に感謝される、褒められる、達成感があるなどなど・・・
人間にとってすごく“きもちいい!”と感じる
“一番基本的な欲望に対する報酬”が
詰まっていると思いませんか?
だからこそ、子供たちは“楽しんで”集中し続けることができるのです!
②じゃあ“勉強=楽しい!”ってどういうこと?
先ほどの中で、ゲームが持つ報酬の魅力について述べました。
だとしたら、勉強に活かすこともできるのではないでしょうか。
では、勉強に報酬の魅力を持たせるとしたら、どんなことができるか。
①何かに対し、ポイントカード制でご褒美を設定する。
②順位が上がったら、大好きなおかずを一品追加してあげる。
③毎日○○ができたら、ゲームを+30分OKにする。
④宿題が終わったら、テレビを変わってあげるよ。
などですね。
つまり、報酬とは金銭に限ったことだけではないんです。
ただし、金銭かどうかは別として、報酬(ご褒美)がないと
人は楽しく感じられないのです。
子供たちも同じです。本人の努力に“見合った報酬”がないと
“やりがい”や“楽しさ”なんて生まれるわけがないんです!
努力が評価されない、あげくに怒られるなんて、とんだ“お仕事”ですよね。
もちろん、この報酬は一例です。
お子さんの学年や性別、性格なども考慮して
何が“見合う報酬”なのかルールを設けてあげてください。
お子さんと話し合いながら決めるのも、いい機会だと思います。
最初のうちは純粋に“報酬”のために勉強をするでしょう、それでいいんです。
勉強すれば順位という結果や、少なくとも行動に変化が表れています。
そこをすかさず褒めることで報酬を与えます・・・
褒めることも立派な報酬なんです。
これらを繰り返していったら、“勉強をするって楽しい!”と
無理やりにでも思えるようになりますよ!
その時に重要なのが
①大きな目標を立てるのではなく、コツコツできそうな小さな目標を立ててあげること
②努力に対し、すぐに報酬を与えること
この2点です。
大人も働いて1年後にまとめて500万もらうより、
月収で40万もらったほうがうれしいですよね?
また、今日の仕事の頑張りに対して、
当日に1万円もらえるのと半年後にもらえるのとで、どちらが嬉しいですか?
そこを意識して、勉強に対するモチベーションを
ぐんぐん伸ばしていってあげましょう!