冬休みこそ注意すべき「学習習慣の維持」
新型コロナウィルスの影響で、未だに全国の小学校・中学校には休校措置が出ています。
そこで大事なのがやはり家庭学習です。
今回は、家庭学習において「どの時間帯に、どんな勉強をやると効果的なのか」を解説していきます。
この休校期間は、お子様にとって退屈に感じることもとても多いですが、
裏を返せば、イレギュラーな予定等が発生しにくい期間とも言えます。
なので、「この時間にはこの勉強をする」というような予定がとても組みやすいのです。
そこで注目すべきなのが
「時間帯によって大きく効果が変わる勉強がある」
ということ。
学習計画を立てる時は、そういった点も意識してみましょう。
朝イチは計算練習。
朝起きてすぐは眠気であまり頭が働きません。
なかなかエンジンが掛かりにくいので、思考力の必要な勉強はあまり効率よくできないでしょう。
しかし簡単な計算練習であれば、あまり思考を要さずに手を動かすことができます。
その間に目も冴えてきて、次の勉強に移る時には本来のパフォーマンスを発揮しやすくなっているでしょう。
また、朝起きてすぐにやる勉強を決めておくと、その日の勉強の能率が目に見えて変わります。
「朝起きて1時間以内に机に向かう」を日々の行動目標に落とし込んでください。
朝ごはんを食べながらテレビを見てだらだらする、という「なんで時間」を削減することができます。
思考力を伴う問題は午後一番に。
反対に思考力を鍛えるような歯応えのある問題は、昼食を食べて休息をとった後のゆとりのある時間に行うようにしましょう。
この自粛期間は家にゆっくりいることができます。
はじめは自分の得意な教科だけでも良いので、応用問題にもチャレンジしてみましょう。
学校の課題や部活に追われていない今だからこそ、出来ることです。
さらに、もっと頑張れるお子様は「わからない一問の問題を頑張ってずっと考える」という勉強も取り入れてほしいと思います。
もし分からない問題が出てきても、
答えを見ずに1日は自分で考えてみる→どうしてもわからなかったら明日解説を見てみる
というようなサイクルを作ることが出来れば、思考能力をこの1ヶ月で大きく伸ばすことが出来ます。
そのようにしてわからなかった問題をノートにまとめておき(コピーしてノートに貼るのがおすすめ)あとで簡単に見返せるようにしておくのも良いでしょう。
いかがでしたか。
今はなんとなくだらだら過ごしてしまっているお子様も、
「やるべきこと」と「時間」を決めれば、以前より机に向かえるようになった!
ということは意外とよくあることです。
ぜひこれを機に、もう一度「時間の使い方」をお子様と話し合ってみてください。