中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の坂口です。
学校は休校中。
子どもが勉強せずに家でゴロゴロしているのを見ると、ついイライラしてしまという話を保護者様からよく聞きます。
学校に行けないという生活が続いています。表面には出ていなくても、子どもたちは「いつもと違う生活」によるストレスを感じているはずです。
子どももイライラ、保護者様もイライラ。この状況を家庭で打開していくにはどうすれば良いのでしょうか。
子どものストレスの原因のひとつに、「やることがない」があります。
「勉強すれば良いじゃん!」と思ってしまうところですが、子どもの身になって考えてみると
- 「友だちは勉強なんてやってないみたい」
- 「みんなやってないなら、自分がやらなくても取り残されることはない」
- 「そもそも何をやれば良いかわからない」
など、やらない理由はいくつでも挙げられます。
でも新学年に向けて、この時期、勉強は絶対にさせなければいけません。
休校によって蔓延する家庭内のイライラは、「ポジティブなコミュニケーション」で打破していきましょう。
保護者様がイライラした状態で声かけをしても何も良い方には転がっていきません。
イラッとしてしまっても、使う言葉を「ポジティブワード」にするだけで、子どもの反応が大きく変わります。
ポジティブワードとは、名前の通り、ポジティブな意味の言葉のこと。
ポジティブワードを使うことによって、子どもの行動(勉強)を促進することが出来ます。
例えば、
「〇〇(お子様の名前)、今日も頑張ってるね。」
「〇〇(お子様の名前)、何も言わなくてもやるってなかなかできないよね。」
などです。
一応机には向かうけどなかなか勉強に手をつけることが出来ない子や、長続きしない子にはうってつけの声かけです。
また、もうひとつ大事なのが、声をかけるタイミングです。
必ず、好ましい行動がみられた瞬間に声をかけましょう。
その為に、あらかじめ「好ましい行動」を決めておくとより声をかけるタイミングがわかりやすいでしょう。
オススメの好ましい行動は、「机に座る」「ワークをひらく」「筆記用具でノートに今日の日付を書く」などです。
- 勉強のできる出来ないに関わらず誰でも出来る行動
- 勉強の前準備となる行動
が良いでしょう。
親子だと「勉強を早くやりなさい。」「いい加減に勉強しなさい。」とつい命令口調になってしまいます。
でもポジティブワードと、声かけのタイミングを知っているだけでも、保護者様の気持ちはずっと楽になります。
また、もうひとつ大事なのが「勉強できる仕組みを作ること」です。
これについてはこちらの記事で説明しています。ぜひ参考にしてください。→「家に誰もいなくても、子どもがひとりで勉強できるようになる仕組みを作ろう①」