中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の山岡です。
学校が休校になっている地域では、前例のないこの事態に混乱が続いていることと思います。
個人指導専門塾では、地域のお子様とそのご家族の不安を
少しでも和らげることが出来ればという思いで、
今週から通常時間外の教室開放を行っております。
詳しくはこちらをご覧ください。「全校休校対策について」
また、今回の休校によってお子様と保護者様が感じるであろう不安を少しでも解消すべく、
この時期だからこそ知りたい情報を発信してまいります。
前回、お子様が家でひとりになってしまい、どうしたらひとりでも勉強できるのかについてお話ししました。
(前回の記事はこちら→「家に誰もいなくても、子どもがひとりで勉強できるようになる仕組みを作ろう①」)
必要なのは、以下の3つ。
➀勉強の「タイミング」を決める。
②勉強する「内容」を決める。
③「長期的に取り組む内容」を決める。
今回は②と③についてお話しします。
②勉強する「内容」を決める。
例えば、
「3学期ですでに習った教科書の問題を5ページ分解く」
「計算ドリルの○ページから○ページを解いて間違い直しまでやる」
など、勉強内容をあらかじめ決めましょう。
当日の朝はバタバタしてしまうので、前日の夜までに一緒に決めてあげるのがおすすめです。
中学生で、ある程度自主学習の習慣がついている子は、子ども自身に勉強内容を決めさせても良いです。
大事なことは、どこからどこまでやるのか?何を何回やるのか?を
明確にすることです。
③「長期的に取り組む内容」を決める。
先ほどの「内容」は、その日のうちに達成する小さな目標ですが、もう少し長いスパンで考えた目標も一緒に考えましょう。
例えば、
「3月末までに、5教科の学校ワークの単元別まとめ問題を全部3周する」
「3月25日までに、5教科のワークの基本問題だけを全部3周する」などです。
必ず、期限をつけましょう。
迷ったら、「解説付きの問題集」を「3周やる」にしてください。
3周やることを踏まえて、約1ヶ月でやりきることのできる分量だけ選択しましょう。
また、達成するのが楽しくなるような目標も別でつくると良いでしょう。
約1ヶ月でノートを使い切る、ひとつの鉛筆を使い切る、このシャー芯を全部使い切る…
このやり方で燃えてくれる子は結構います。
「タイミング」「内容」「長期的な内容」はいずれも保護者の方や周りの大人が、本人と共有することで格段に効果がアップします。
必ず共有して、決めた通りに行動できたら必ず褒めてあげてください。
はっきり言えることがあります。
「勉強しなさい」だけでは子どもの勉強は継続しません。
具体的に、いつ何をやるのかを決めないと、子どもは自主的に動きません。
子どもに机に向かってもらう工夫は他にもありますが、「いつ何をやるか決める」「それを共有する」ということは必須です。
いかがでしたか。
ぜひ、ご家庭でこれらのことを取り組んでみてくださいね。