中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の田中です。
みなさんは時間の有効な使い方というのはどういうものだと思いますか。
やらなければいけないことがあり家でやろうと思っているが、だらだらと過ごしてしまって結局何も終えていない。
ということはよくありませんか。
これは、子どもにも大人にもあることだと思います。
学生のみなさんで言えば、宿題です。
月曜日に提出と分かっているけれど、日曜日の夜にぎりぎりになって宿題をなんとかこなす、
なんてことがあるのではないでしょうか。
皆さんが思っているよりも家にいる時間というのは、長いです。
つまり、家での時間をどれだけ有効活用できるかが、自分がどれだけ成長できるかに関わるのです。
例えば、学生のみなさんならテストの点数アップ。
そのために、何をやっていけばいいのでしょうか。
いきなり難しいことを実践しろ、と言っても少しはできるかもしれませんが、やっぱり長続きしません。
まずは、簡単なことから始めてみましょう。
① 1日のうち、いつ勉強できるか確かめましょう。
まず、1 日のスケジュールを書き出しましょう。
1 日でなくとも家に帰るぐらいの時間から書き出してみても良いでしょう。
そうすることによって、この時間に少し余裕がある(空きがある)というのが、見てわかるようになります。
そして、その部分を勉強に充てればよいのです。
勉強は必ずしも 1 時間みっちり時間を取る必要はありません。
5~10 分単位で勉強できる時間を見つけましょう。
10 分間の勉強を 6 回行えば 1 時間になります。
例えば、
(1)朝の 10 分間
⇒ 昨日の授業の復習や今日の授業で行うことの予習など
(2)帰宅直後の 10 分間
⇒ 制服を着替える前に、10 分間宿題を行う
⇒ 授業の復習を行う(ノートや教科書を読み直す)
(3)風呂の中の 10 分間
⇒ その日覚えたこと(英単語など)を思い出してみる
(4)就寝前の 10 分間
⇒ 単語や漢字などを覚える
このように 1 日の生活を見直せば、勉強できる時間は見つかるものです。
睡眠時間や休息時間をしっかり取りつつ、時間を有効に活用しましょう。
まずは、自分のスケジュールを確認してみましょう。
1日の睡眠時間が8時間だとすると、人間が起きている時間というのは人生の3分の1です。
つまり、1年間で私たちが起きている時間は 5,840時間。
そのうち、子どもが学校に行っている時間は 1,648 時間です。
つまり、学校以外の時間は 4,192 時間です。
しかしその中で、登下校や食事、お風呂、また出発の準備や寝る準備など生活に必要な時間を差し引くと、
大体自由な時間は 2,367 時間。
またさらに、友達と遊ぶ時間、休日の部活動、家族での旅行を差し引くと、
家で自由に過ごせる時間というのは 1,400 時間ほど。これを365日で割ると、
大体 1日 3〜4 時間の自由な時間があるという計算になります。
勿論、日によって 3〜4時間とれない日もあると思いますが、その内の半分でも勉強に充てられたらどうでしょうか。
学校にいる時間よりも家にいる時間の方が遥かに長いです。
もし、成績が上がらないことに悩んでいるのなら、家での生活を変えることが一番効果的な対処法なのです。
ぜひ、家での過ごし方を見直してみてくださいね。