中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
今年も残すところあと 3 週間です。
今年のうちにやっておくことがあれば、今年のうちに終わらせてしまいたいですね。
でも、やるべきことがいくつか何となく頭に浮かんでいるだけでは、何から取り掛かればいいのか分からなくなりますよね。
そんな時にオススメなのは「チェックリストの作成」です。
チェックリストとは、1日のやるべきことを書き出したリストのことです。「Todoリスト」とも言います。
これは、子どもの勉強計画だけではなく、仕事ができる大人にも広く活用されているものです。
チェックリストに書く項目には、例えばこんなものがあります。
- 朝起きたら、10分音読をする。
- 漢字の書き取りをドリル1ページ分やる。
- 先生に、英語のワークP10の問題⑤について質問する。
そして、その項目が実行できたら、その場でその項目にチェックを打ちます。
1日の終わりにそのリストを見返して、全ての項目にチェックを打つことが出来たか確認します。
そして、もし出来なかったものがあれば、必要に応じて次の日のチェックリストに書き加えたりします。
チェックリストの項目は、初めのうちは勉強の内容だけでなくても大丈夫です。
むしろ、勉強のために必要なその前の行動を意識的に取り入れましょう。
例えば
- 勉強机に座ってみる。
- 家に帰ったら宿題の内容を確認する。
- 家で一回は国語の教科書を開く。
などです。
こんなに簡単なこと、わざわざリストにしなくても…と思うかもしれません。
ですが自主学習が出来ない子は、この「勉強のために必要なその前の行動」が苦手だからこそ机に向かうことが出来ないのです。
このような項目はその子の学力に関係ありません。
なので「勉強が出来ないから出来ない」ということは起こらなくなるのです。
チェックリストの項目は1日単位で作りましょう。
そして、振り返りはその日の夜にやりましょう。
また、項目の作成は前日の夜に作るのがオススメです。
当日の朝に作っても良いのですが、その為には、朝いつもより早めに起きなくてはいけません。
すると、早起きすることが大きな壁になってしまい、チェックリストの項目を考えること自体が嫌なことになってしまいます。
初めのうちは項目はたくさん作らなくて大丈夫です。
初日は
- 勉強机に座ってみる。
のたった一つで大丈夫です。
それが何回か達成できたら項目数を増やしていきましょう。
チェックリストの良いところは、前日の夜に自分自身に約束したことを実行することが出来たら、自分で自分を褒めることが出来ることです。
チェックリストは必ず持ち歩きましょう。
行動が出来たらその場でチェックを打つのです。
繰り返していくと、どんどんチェックを打つのが楽しくなっていきます。
ぜひ、毎日の習慣に取り入れてみてください。