冬休みこそ注意すべき「学習習慣の維持」
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
いちょうの葉が地面を彩る季節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
中学生にとっては、多くの学校が定期テストを迎える時期です。
そこで、テスト直前、部活が休みになったときの時間の使い方についてお話します。
テスト前に部活が休みになると、テスト範囲に従って学校のワーク、提出物を進めていくと思います。
よく聞くのは、テスト前日までギリギリで提出物を進めている、という話です。
これでは「提出物は出したけど覚えていないからテストは散々……」となりがちです。
また、部活が休みになったらノートのまとめをし始める子もいます。
確かにまとめるのは良いのですが、テスト直前にやることではありません。
テスト前は問題を解くことを優先してください。
部活が休みになったら勉強時間を作る、ではなく、部活が休みになったら勉強時間を「増やす」という考え方ができるよう、普段から進めておくのが理想です。
提出物を進める、ノートをまとめる、だけではテストで良い点数はとれません。
テスト期間までにそこまでしているのを前提として問題を解き直す、まとめたノートを見返して覚えるということに時間を割いてください。
部活が休みになる前に習った範囲は解いておいて、テスト 1 週間前は解き直しをし、忘れてしまったところを集中的に覚える。
まとめたノートの重要語句で覚えていないところを繰り返し書いて覚える。
また理科社会の場合、重要語句の説明もできるようにすると理解が深まります。
これは難しいようで、意外と狙われやすいのでやっておくべきです。
一問一答の「答え」を見て「問題」が言えるかどうかを確かめる方法です。
「日本国憲法が公布されたのはいつ?→1946 年 11 月 3 日」
なら
「1946 年 11 月 3 日は何の日?→日本国憲法が公布された日」
という確かめ方です。
新しく覚える、ではなく忘れてしまったことを探して確認する、という作業を
行うのがテスト直前です。
特に忘れやすい内容があれば、それは自身のテストにおける重要ポイントということです。
それを把握してテストに臨むと今までとは違った結果が出ます。
直前で新しいことを覚えようとすると、結局中途半端な記憶になってしまい、本番で覚えたはずなのに忘れてしまって慌ててしまいます。
テスト直前だけど、何をすれば一番効果的なのかわからないという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。