中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の丹下です。
今回は、保護者の方からよく聞かれる、「子どもの褒め方」についてお話します。
「子どもを叱ってばかりで…」
よく保護者の方が言われる言葉です。
私たちは、保護者の方とお子さんについてお話する時、「お子さんを褒めてあげてください」とよくお伝えしています。
保護者の方もお子さんを褒めたいという気持ちはもちろんあるはずです。
ですが、褒める回数より叱っている回数の方が多くなってしまっている保護者の方がほとんどです。
褒め方がわからない、何をどう褒めたらいいのかわからないという方は、「結果」ばかりに目が行ってしまっているのではないでしょうか。
褒め方の基本は、「できたら褒める」「やったら褒める」のではなく、「やろうとしたら褒める」ということです。
結果ではなく、それまでの過程を褒めてあげることを意識しましょう。
もちろん結果が良ければそれを素直に褒めてあげてほしいです。
ただ、「できた」ことだけに注目するのではなく、
例えば、お手伝いしようとしてくれたけど上手くいかなかったお子さんに「ありがとう」と言って頑張ってくれた意欲が嬉しいと伝えてあげたり、
テストに向けて勉強しているお子さんに「頑張ってね」ではなく、「頑張ってるね」と認めてあげたり。
これらも「褒めること」の 1 つです。
「お手伝いしようとしてくれたの?ありがとう。」
「勉強頑張ってるね。えらいね。」
「できたね」「すごいね」だけが褒めることではありません。
結果ばかり求めると、ついつい悪いところばかり見えてしまい叱ることが多くなってしまいます。
しかし、結果とは行動の蓄積です。
行動をどのくらい積み重ねられるかによって結果が決まります。
つまり、行動を認めてあげて、行動への動機付けをすることが結果を得る近道になるのです。
ちょっと視点を変えて、まずは 1日1つお子さんを褒めることから始めてみましょう。