中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
9月も半分以上がたち、学校の授業も本格的になってきました。
勉強が難しくなってきたと言い始めているお子さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、人間が物事を覚える時の特性を絡めた、英語の勉強のやり方をお話します。
勉強内容が難しくなってきた時こそ、勉強のやり方を見直しましょう。
普段、
- ただ英文を書いているだけ…
- ただ読んでいるだけ…
となっていませんか。
英語には暗記の要素があります。
暗記力を上げるためには、
- 音読
- 書く
- 教える
の 3 つが重要です。
音読は無意味なように思われますが、これはとても効果的です。
記憶というのは、たくさんの神経を使うことで、より思い出しやすくなります。
音読をすることで、目からだけでなく、耳からも情報を取り入れることができます。
また、口を動かすことで、口の動きでも情報が脳へ伝わります。
また、書くことは運動性記憶につながります。
水泳や自転車は一度できるようになってしまえば、自然とその後もできますよね。
これも運動性記憶によるものです。
書くことで、より強く記憶に残るのです。
さらに、自分で勉強したことや覚えたことを、人に伝えたり、教えたりすることで、定着率が格段に上がるのです。
その定着率は、講義を受けたり動画を見るよりことに比べて、3 倍以上にのぼると言われています。
人に説明するためには、覚えた内容を思い出し、頭の中でまとめ直さなければいけません。
完璧に内容を理解していないと難しいのです。
もしうまく説明できなければ、もう一度覚え直すことにもつながります。
これを英語の学習に当てはめてみると、
- ノートに英文を写すときは、声に出して発音しながら英文を書く
- 授業で習った文法を友達に説明してみる
- 自分で声に出して文法の説明する(自分自身に説明するように)
これらを実践するためには、日々の学校の授業をいかに聞くかが大切です。
新出単語の発音を漏れなくメモしておく、黒板に書かれたことはノートに写す、疑問に思ったことはその場で質問しておく、など…
また、発音を覚えることに焦点を当てた暗記のコツについても以前ご紹介しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてください。→「単語を覚える事が早い人、遅い人の違いとは?」
学習内容の難易度が上がっているこの時期、
勉強の取り組み方も、今一度レベルアップを目指しましょう。