中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
前回は、子どもが自分から勉強しないときの叱り方のコツとして、「感情的に怒らない」というお話をさせて頂きました。
まだご覧になってない方はこちらもご覧ください。→「イライラしなくて済む子どもの叱り方①」
今回はもうひとつのコツである「理由を説明すること。出来ない解決策を一緒に見つけること。」についてお話しします。
子どもが自分から勉強に向かわない時、「自分から勉強しなさい」と伝えるのと共に
必ず、そうした方が良い理由を言うべきです。
お子さんが納得するまで伝えてあげましょう。
そして、なぜ自分から勉強することが出来ないのか、理由を一緒に考えてあげてください。
そしてその解決方法を一緒に考えましょう。
例えば「勉強しなきゃいけないのは分かるけど自分からやるには面倒くさい」というお子さんであれば
なぜ面倒くさいのか、その原因になっているものを一緒に挙げていきます。
そしてその原因になっている原因があったらさらにそれを考えます。
そして、ひとつひとつその解決方法を思いつく限り考えます。
紙に書きだすと分かりやすいですね。
・面倒くさい →勉強が好きじゃないから →勉強ではないこと(机の周りの整理など)からやってみよう。
→分からない単元が多いから →まず分かる単元をやろう。
→勉強するきっかけがつかめない →習慣がつくまでは、勉強を始める時間をあらかじめ決めておこう。
→1人部屋だと勉強がはかどらない →習慣がつくまでは、リビングで勉強しよう。
これらは一例です。
書きだしてみると、解決策が思いつかない場合もありますが、意外と簡単に解決できることもあります。
自分から勉強しない理由をただの言い訳のような言葉で言う子どももいますが、まずは書きだしてみましょう。
文字にしてみることで、口にした時よりも客観的にその理由を見ることが出来、
「これは言い訳だよな」と子ども自身で思うことが出来る場合もあります。
こちらが思うことを言うだけではなく、子どもの思うことを吐き出させてあげるのも大切なプロセスなのです。
なかなかここまで問題を細分化していくことは無いのではないでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。