受験生の12月:後悔しない冬休みの過ごし方
こんにちは。個人指導専門塾の柵木です。
暑くなってきました。お子さんは宿題をきちんと進められていますか。
家で勉強できない理由の一つに、「環境が整っていない」というものがあります。
そこで今回は、子どもが勉強しやすい部屋の作り方についてお話できればと思います。
子どもが勉強しやすい部屋づくりにおいて最も大事なのが
「ライバル行動」を取らないようにする仕組みをつくることです。
「ライバル行動」とは、ある行動をとる際にその行動を阻害してしまう行動のことです。
「勉強する」という時に、隣の棚にマンガがあれば「マンガを読む」という行動をとってしまいます。この場合、「勉強する」に対して「マンガを読む」がライバル行動です。
こう考えるとライバル行動はたくさんあります。
大事なのはそのライバル行動をとるきっかけをつぶしていくということです。
例えば、
ライバル行動をかくすこともその1つです。
実際にできるコツは
- 教科書や参考書とマンガの棚を同じにしない
- おもちゃ、ゲーム、マンガの棚にはカーテンをかけておく(視界に入らないようにする)もしくは不透明なBOXに入れておく
- スマホは机の上に置かない
- テレビの電源は抜いておく
などです。
大人でも、インターネットで探し物をしている最中に気になる記事があれば見たくなりませんか。
近くに自分の興味のあるものがあれば、ちょっとくらいなら……という思いがよぎると思います。
自制心の弱い子どもならなおさら我慢できないです。
ライバル行動をとらないようにしたら、あとは「勉強しやすい環境」を作ることです。
よくいるのが、学校、塾、家でそれぞれ「同じ筆箱」を使って勉強しているお子さん。
それがやりやすいなら良いのですが、わざわざカバンから筆記用具を出さないと勉強できない、ではやり始めが大変ですよね。
座ったら手の届く範囲に勉強用具がある、という状態にしておくのは大事です。
教科書はカバンの中、参考書は席を立たないと取れない棚の中……となると、
いざ勉強しようと思っても「取りに行くの面倒くさいな……」が重なって続けられなくなります。
教科書は仕方ないとして、せめて手の届く範囲に筆記用具や辞書などの勉強用具は置いてあると良いです。
特にライバル行動に関しては、それが何であるかは人それぞれです。
何がライバル行動なのかを考えて、勉強の時には隔離できるようにし、勉強できる空間作りをしてあげましょう。