子どもを叱る時に大切な3つの要素

こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。

今日から、新年度ですね。

新しい学年になったら昨年度とは気持ちを切り替えて、ひとつでもその学年のうちに達成したい目標を立てておきましょう。

そして、春休みもあと少しですね。

春休み明けの課題などを利用して、苦手な単元を一つでも克服するようにしておきましょう。

そんな中、長期休暇を満喫し過ぎて勉強しないお子さんに困ってらっしゃる保護者の方へむけて、

本日は「勉強しない子どもへの叱り方」についてお伝えしたいと思います。

どうしても勉強しない子どもを見ると「勉強しなさい。」と頭ごなしに言ってしまい、

喧嘩になってしまうことが少なからずあるのではないでしょうか。

初めは勉強しないことを叱っていても、叱っているうちにあれもこれもと叱ることが浮かんできてしまい、

一度にいろいろ言ってしまうというのはよくあることです。

そうなると、子どもは話を聞くのが嫌になってしまいます。

まず、叱る時に意識すべきことは一つのことについて叱るということです。

「ゲームは一日30分と決めたのだから、もうやめなさい。この前だってそうだったでしょう。宿題もまだ終わってないんじゃないの。遊んでばかりいるからだよ。昨日も、お手伝いをする日だったのにさぼって遊んでばかりだったよね。」

これでは「ただ感情的に怒っているだけ」になってしまいます。

上記の例のように、子どもがゲームを決めた時間以上にしているのことを叱りたいのであれば、

それがいけないということだけを伝えましょう。

そして、「叱る」と一緒にすべきことは、どんなことをすれば良いのかを具体的な行動で伝えることです。

ただ単に「勉強しなさい」だけでは伝わりません。

勉強する振りをしてかわそうとするお子さんもいるかもしれません。

「苦手な単元があるなら、まずは一問でもいいから分かるようにしていこうか。〇〇ページからならやりやすいと思うよ。」

「問題を解いたら、答え合わせをして間違い直しまでやろう。」

「もし、そこで分からない問題があれば付箋を貼って、先生に質問できるように準備しとくといいよ。」

など、具体的な行動を示してあげてください。

分からなかったときに、次にどの行動をとるのかを伝えておくと道筋が分かり、お子さんも行動にうつしやすいです。

そしてもうひとつ注意すべきことは、子どもの人格を否定してはいけないということです。

子どもが何か良くないことをしてしまっても「行動」のみを叱るのです。

例えば勉強しないお子さんに「あなたは怠け者」「あなたは頭が悪いんだから・・・」のような言葉を使ってしまうと、

その言葉に子どもが暗示をかけられたような状態になってしまいます。

そして、そのうち「どうせ自分は怠け者だから・・・」とその言葉を行動をしない言い訳に使い始めてしまいます。

あくまで「宿題をやっていない」や「ゲームをやりすぎる」などその子どもの良くない行動を指摘するようにしましょう。

そうすれば、子どもを傷つけることなくやるべき行動に向かわせていくことが出来ます。

ぜひ声かけの際、意識してみてください。

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