中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
勉強に対して苦手意識を感じている人、いると思います。
しかし、その『苦手意識』は本当の『苦手』ではありません。
今日はそんな『苦手意識』に関してお話をしていきます。
まず、苦手意識と苦手についての違いを説明していきます。
『苦手』はどうしたって本当に苦手な状態のことを言います。
例えば走るのが遅い、納豆が食べられない、対人恐怖症などです。
これを克服するのはなかなか難しい場合が多いでしょう。
それに対して『苦手意識』は苦手だと思っている状態のことです。
つまり、まだ苦手と確定したわけではないものを苦手だと思い込んでしまっていることも
苦手意識に含まれるということです。
それでは、苦手意識はいつ芽生えてしまうのでしょうか。
それは、できないという失敗経験を繰り返してしまったときです。
できないということが初めてであればいきなり苦手意識が芽生えることはありません。
しかし、わからなかった問題をそのままにして
授業や宿題、テストで同じような問題が出てきたとき
その問題が解けないと、苦手意識が芽生えてしまうのです。
ではそうならない為にどうしたら良いのでしょうか。
それは、わからない問題はすぐに解決することです。
自分で教科書や模範解答などを確認したり、学校や塾の先生、お家の人や友達に解き方を聞いたりして、
必ずその場で解決しましょう。
解決することが『苦手意識』を芽生えさせないことにつながります。
しかし、すでに『苦手意識』が芽生えてしまっている場合もあります。
そんな時は、自分が解くことのできる問題までもどり、つまずいていたところを一つずつ解決していきましょう。
まずは自分にとって簡単なところから始めて、徐々にステップアップしていくのが良いです。
苦手意識があると、放っておけば行動量は確実に減ります。
例えば
数学の証明問題が苦手な子は、放っておくとどうしても証明問題を解く練習を怠ってしまうのです。
そして、行動量が少なければ上達はしません。
『苦手意識』は防ぐこともできますし、無くすこともできます。
苦手かもしれないと思ってあきらめるのではなく
できることから一つずつ取り組んでいきましょう。