中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
公立入試まであと2週間ほどになりましたね。
受験生の方はもう間近に迫っている入試に向けてラストスパートをかけているころですね。
残り期間が短くなるにつれて、
「何を勉強したらいいのか?」「この問題がまだ苦手なままで…」「勉強すればするほど心配になる…」
と不安な声をたくさん聞きます。
そこで、今回は「公立入試に向けてこの時期の勉強の進め方」をテーマにお話します。
入試まで1か月ほどになってきたころ、必ずやってほしいことが3つあります。
- 時間を測りながら、当日の流れと同じように問題を解く機会を作ること
- 自分の目標点を調べておくこと
- 自分が難しい、解けないと思った問題は捨てること
特に私が生徒によく言うのは、
「自分ができるところ・できそうなところだけ勉強しなさい」です。
公立入試は、ほとんどの問題が同じ配点(1点)です。
普段の学校の定期テストでは難しい問題ほど配点が高いので、それができれば自然と合計点は伸びていきます。
しかし、入試は違います。
難しい問題ができたからと言っても得点は1点なのです。
逆に簡単な計算ミスを2つしてしまったら。すごくもったいないですよね。
自分が受験する学校が
どれくらいのレベルなのか、当日何点取れればいいのか、
ここをもう一度よく見直しておいてほしいです。
自分の目標点近く常に取り続けることができるのか、落としてはいけない問題(ケアレスミス)はなかったか、
ここだけに注目して勉強してほしいです。
そうすれば変に自信を失うことなく、モチベーションを保って勉強を進めることができます。
この時期モチベーションを保つことはとても重要です。
モチベーション次第で行動量が変わるからです。
(モチベーションや自信を失わないための方法についてはこちらの記事もご覧ください。→もうすぐ受験の子どもに自信をつけさせるためには【受験生】、勉強のモチベーションを維持するための褒めるタイミング)
以前私の生徒で、偏差値60ほどの子がいました。
その子は、どの科目も安定して高得点が取れていましたが、国語だけ少し足を引っ張っていました。
また、偏差値が高い高校を受験するということで、
他の子に応用問題で取り負けないようにと、勉強するのは数英が中心になっていました。
国語はやっていても毎回違う文章を読み取らないといけないし、やっても意味がないように感じる、運次第だと。
私は、国語こそ毎回時間をとって問題を解きまくるべきだと伝えました。
国語は答えが問題の中に必ず書いてあるし、数英のように手も足も出ないという問題はないはずだ、と。
まして国語で時間が足りずにできなかったというのは1番もったいないと。
私はその子に、
- 「必ず国語を1日1題は解くこと」
- 「時間を測ること」
- 「間違えた問題は必ず解説を読み、答えや答えのカギになるところを本文から探すこと」
の3つを徹底させました。
最初こそ、手ごたえをすぐに感じられる教科ではないので、「これでいいのか?」とモヤモヤしたところはあったと思います。
しかしちゃんと本番まで続けて、当日は国語で満点を取ってきてくれました。
入試まで本当にあと少しです。
ここまできたら、できるところ・やれるところをどれだけ確実に、100%取り切れるかが重要になります。
優先順位をつけて、自分ができる範囲内のことをやり続ける、やり切ることを大切にしていきましょう。