中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の岡田です。
2019年が始まってすでに1週間が経ちましたね。
始業式も終わり、私の教室の生徒も部活に勉強に励んでいます。
そして、中3生は受験も大詰め。みんな最後の追い込みをかけ猛勉強をしています。
本日は、ある保護者の方から頂いた質問にお答えしようと思います。
それは「受験勉強と最後の学年末テストはどちらを頑張らせたら良いでしょうか?」というものです。
確かにどちらかに焦点を絞れば、どちらかの精度は高くなるような気がしますよね。
しかしこの二つ、別にどちらかを選ぶ必要はないのです。
結論としては「両方頑張るべき」と言えます。
はじめに、志望校が公立か私立かによって、学年末テストによって決まる内申点がどう影響してくるか異なります。
●第一志望が公立の場合・・・3学期の学年末テストの直後に決まる仮の内申点を考慮した調査書が学校から提出されるため、学年末テストは最優先事項として勉強する必要があります。
●第一志望が私立の場合・・・私立入試の場合、一般入試も推薦入試も2学期までの内申点を考慮した調査書が提出されるため、学年末テストの成績は内申点にさほど影響を受けないと言っても良いでしょう。
上記を見ると、公立高校が第一志望の場合は学年末テストの結果が必須であることが分かります。
では、受験勉強とどう両立を図るのが良いでしょうか?
それは普段通りテスト範囲表に沿った勉強を優先していけば大丈夫でしょう。
というのも、学年末テストの範囲が数学を例に挙げるとなると
- 1年生~3年生で習った計算の総合的な問題
- 1次関数や2次関数が合わさったような問題
- 相似や円周角、三平方の定理といった図形問題
と絞れてきます。
実はこれらの単元は、愛知の公立高校の入試において要となる得点源の単元ばかりです。
偏差値60以上の難関校を狙うのであれば、上記の単元の中でもかなりハイレベルな問題を正解していく必要があるのです。
そのように考えたとき、
学年末テストのテスト勉強=公立高校の入試対策
という自然な流れができているため、学年末テストと受験勉強を別個で見る必要はありません。
次に私立高校が第一志望の場合はどうでしょう?
こちらも学年末テストの勉強に専念した方がよいと言えます。
私立高校の受験も公立高校と同様、学年末テストの範囲に出題される重要な単元も出題されます。
特に私立高校を一般受験する場合、内申点と実力点(偏差値)で言えば
圧倒的に後者を優先して合否判定を決める高校がほとんどです。
そのため、私立高校を一本で受験するとしても、受験勉強として学年末テスト対策をしない理由がないと言えます。
公立高校にしても私立高校にしても、
第一志望の高校に合格する可能性が1%でも上がるのであれば、出来る行動はするべきです。
高校受験は一大イベントです。
ここで結果が残せるかはそれまで行動を積み重ねられたかどうかのみで決まると言っても過言ではありません。
ぜひ行動量にこだわって、受験当日まで過ごしてほしいと思います。