中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
いよいよ3学期がはじまりましたね。
そして中3生は、私立高校入試まで約一ヵ月となりました。
今回は受験生とその保護者の方に向けて「今からするべき私立受験対策の勉強方法」をお伝えします。
私立受験が近づいてきたこの時期は、今まで通りの「問題集を解くだけ」や「ノートまとめ」などの勉強ではなく
本番を意識した勉強に切り替えていく必要があります。
一番取り組むべきは、「過去問」です。
問題の量と、解答していくスピードを体感していく必要があるからです。
私立専願であれば5.6年分、公立との併願であっても1年分の過去問を事前に取り組みましょう。
取り組むときの注意事項はこちらです
①本番の入試で行われる科目の順番で取り組むこと
②制限時間以内で取り組むこと
③環境を変え、緊張感をもって取り組むこと
普段の勉強の延長線上ではなく、本番の場面を想定した環境が作れると良いですね。
例えば、普段自分の家の勉強部屋で勉強しているのであれば、
過去問を解く時は図書館に行ったり、学校の自習室を利用したりすると良いでしょう。
問題をすべて解き終えたら丸付けを行い、わからなかった問題の解きなおしを行い、
その問題に関わっている単元の復習を行いましょう。
また、入試が近づくことで保護者の方も一層心配になり、
あれやこれやと口出しをしたり、保護者の方が感じている不安を本人に伝えてしまったりしていないでしょうか。
そうなってしまうのはとてもよくわかります。不安というのは口に出して解消できるからです。
しかし、そうすることでお子さんが感じなくても良い新たな不安を感じてしまうことになるかもしれません。
特にお子さんにとって、身近な保護者の方からの言葉は大きいものです。
保護者の方に大切にしていただきたいのはいつも通りに接してあげること。
そして、生活リズムが崩れないようにサポートをしてあげることです。
受験に向けて一番焦ったり不安を感じているのは、受験生本人です。
黙って見守ることほど難しいことはありませんが、
不安を感じるお子さんにそっと寄り添って、一緒にこの壁を乗り越えてあげられると良いですね。