中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の柴山です。
2018年も残りわずかとなりました。
受験生は入試に向けて勉強により一層力が入っているかと思います。
ただ、長い時間勉強をしていると、勉強がただの作業になっていることはありませんか?
作業と化した勉強は、達成感を味わいにくくなります。
さらに受験に向けての不安が募り、余計勉強に身が入らなくなることがあります。
受験勉強をしていくうえで、達成感はモチベーションの継続に不可欠です。
前回の記事では、周りのアプローチによって子供に達成感を味わってもらう方法をお伝えしました。
(まだご覧になってない方はことらも合わせてご覧ください。→子どもが行動を起こすには何が必要?)
そこで、今回は「お子さんが自分自身の力で達成感を味わうための方法」についてお伝えします。
お子さんが勉強するうえで、自ら達成感を味わう方法。
それは、「目標を決めながら勉強する」です。
ただ目標と言っても、「〇〇分勉強する」や「5ページやる」など小さなことが良いでしょう。
そして、その目標は自分がぎりぎり達成出来そうなものにしましょう。
私が一番おすすめしたいのは、
計算問題の解く時間や暗記にかける時間に制限時間(=目標)を設定することです。
そうすると、効率よく勉強出来るのに加えて
目標時間の達成が成功体験となり、それを繰り返すことで自信がついていきます。
そして、それがモチベーションの継続につながるのです。
以前の記事で、外的動機付けと内的動機付けについてお話したものがあります。(まだご覧になってない方はことらも合わせてご覧ください。→勉強を継続するための動機づけ)
動機付けとは、行動の理由のことです。
外的動機付けとは、周りの人や環境など本人の外からの影響に依存するもの、
そして内的動機付けとは、自分自身で行動に対する積極性を見出すものです。
今回お話した達成感を味わう方法は、内的動機付けに繋がります。
周りからの賞賛に頼るものではないので、
この習慣がつけば自分自身でエフィカシー(自己効力感)を持ち続けて勉強することができます。
この力は、この先お子さんが勉強に限らず何かを上達させたいときに必ず役立つ力です。
ぜひ勉強というツールを使ってこの力を身につけてほしいと思います。