中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
長期休みが始まると、学校もないのでどうしてもダラダラしてしまう…という方は多いのではないでしょうか?
「まだ休みは始まったばかりだし・・・。」と宿題を後回しにしているお子様もいると思います。
そこで、今回は「子どもが勉強をする仕組み」についてお話ししたいと思います。
例えば皆さんは、お子様にお手伝いをしてほしい時、どのような声掛けをしますか?
「たまにはお手伝いくらいしなさい」
と言ってしまう方は多いのではないでしょうか?
人間が行動を起こすときには、いくつかの条件を満たす必要があります。
その1つが動機です。例えば、
楽しい、うれしい、お金持ちになりたい、認められたい・・・。
その行動をすれば得られるであろう感情や事柄を想像して、それを手に入れるために行動します。
小さいお子さんがいると、「1回お手伝いをしたら10円のお小遣いがもらえる」というルールを作っているご家庭もあるのではないでしょうか?
私自身もそうでした。そのときは、
お手伝いをしたらお小遣いがもらえる、相手が喜んでくれる、お手伝いしたら褒めてくれる
ということが嬉しくて、自分から進んでお手伝いをしたものです。
これは大きくなっても同じです。
自分が何かしたら喜んでくれる、褒めてくれる、認めてくれる・・・。
このような他者からの気持ちが嬉しくて、人は行動を起こします。
また、自分が行動を起こしたことで、相手からポジティブな反応があると達成感を感じることが出来ます。
次はもっとこうしよう、次も続けよう、もっと褒められたい・・・。
次への行動の動機につながります。
さらに、達成感をより感じてもらえる良い声かけの方法があります。
それは、「○○が出来てすごい」と褒めるのに加えて「○○が出来るようになって嬉しい」という言葉を付け加えることです。
繰り返しになりますが、行動を起こすには、相手から認められたいという気持ちも重要な要素になります。
今まで出来なかったことが出来るようになる喜びも達成感のうちの1つですが、
お母さん・お父さんに褒められた、認められた、喜んでもらえたというのも大きな達成感につながります。
人から褒められて嫌な気分になる人はいません。
自分の行動を認められたという満足感は、ものすごい原動力になります。
お子様が達成感をより感じられるような接し方を考えていきましょう。