中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
11月も後半になりました。
この期末テストは、特に中3生にとって内申を稼ぐ最後のチャンスになります。
私たちの教室でも、この10,11月の時期に中3生ととても大切な面談を行います。
期末テストの目標と12月の三者懇談以降から受験当日に向けて取り組むこと、心がけてほしいことを1人1人とお話します。
そこで今回は「受験生の学習意欲を継続させるために生徒に話したこと」をお伝えします。
ご家庭で受験生のお子さんと話をするときや受験をお子さんに意識させたいときに参考にしていただければと思います。
特に受験生のお子さんと必ずこの時期に確認しておいてほしいことは、志望校です。
1学期時点と変更があったか、どうしてその学校に決めているのか、志望校との差はどれだけあるのか。
そこがわからない、何となくになっていると、テスト勉強へのモチベーションが保てず、努力の量が減ってしまいます。
合わせて
受験生と必ず話をしていることが2つあります。
- 志望校を下げないこと
- 時間を確保してやるべきことをやっていくこと
まずは、自分の目標を見失わないことが大切です。
今の時点で成績が足りないから、学校の先生から「このままだと危ない」と言われたから・・・と志望校を下げる必要はありません。
目標値を下げてしまうと、学習意欲も下がりますし「これだけやればいいか」と勉強時間も少なくなっていくものです。
すると、みんなが頑張っているので、周りとの差はさらに開いていきます。
偏差値が足りないからといって、自分が持っている目標は下げないことを約束します。
目標を下げないということは、今まで以上に努力しないといけません。
テスト前は平日なら学校終わりに3~4時間、お休みの日なら8時間以上は勉強時間を確保するよう伝えます。
何をやったらいいのかわからなければ、自分が出来ることと出来ないことに意識的になることを話します。
一人でわからない問題にずっと悪戦苦闘するだけよりは、「これなら自分で解ける、分かるかも」という問題を何度も解き直すほうが効果的です。
この時期(11月~12月)に学習意欲が落ちてしまい勉強時間が減ってしまうと、年明けの追い込みでさらに周りと差をつけられてしまいます。
勉強すること自体と同じくらい大事なのは学習意欲を持ち続けることです。
休日の場合8時間の勉強時間をずっと苦しい時間にするのは得策ではありません。
出来そうな問題も意識的にやって、気持ちを維持することが大切です。
できないところ、わからないところは、学校の先生や塾に頼ればいいのです。
勉強しているときは1人なので、どうしても不安や心配が出てきます。
受験生にとってはストレスもたまりやすい時期です。
勉強終わりに「お疲れさま」「頑張ったね」と一声かけてあげましょう。
同じ目標を共有して、達成できるように応援してあげましょう。
それが受験生のさらなる学習意欲につながるはずです。