中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の坂口です。
突然ですが、普段お子さんは勉強を始めるときどのような準備をしていますか?
家で「宿題ではない勉強」をするとき、何を勉強するのか、保護者の方と相談したり自分自身で考えて、内容を決めることが多いと思います。そのときに、「何を勉強するか選び取る力」はとても必要な力です。
今回は、ぜひ保護者の方にも知っていただきたい、勉強する内容の決め方をお話したいと思います。
お子さんは苦手な単元がある時、どんなことに注目して勉強を開始していますか?
「苦手な単元を思いついた順に、一つ一つ取り組んでいく。」
これも一つの方法です。でも今苦手な単元をどれだけ勉強出来ていて、あとどれだけのことをやるべきなのかって常に覚えていられるでしょうか。
結論から言うとそれってすごく難しいことです。大人でもそれを頭の中だけで管理するのは難しいことだと想像できると思います。
まず初めにお子さんにやってほしいのは苦手単元を教科ごとに、書きだしていくことです。
これは同時に頭の中を整理すること。目標が明確になることにもつながります。
「えっ!それだけ?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、それだけなんです。
そして、次にやるべきなのは、実際に問題を解く中でどこでつまずいているのかを見つけて書きだしていくことです。
例えば、
数学の方程式の問題を解くには
- 問題文を読む。
- 図を書いて状況を整理する。
- 文章の中から文字に置く値を決める。
- 立式する。
- 方程式を解く。
という手順が必要になります。
どれかが出来なければ問題を解くことは出来ません。
大事なのは、お子さんがどの単元のどの段階でいつもつまずいているのかを知ることです。
「受験生は大体この単元が苦手だからこの単元をやりましょう。」
それは必要なことですが、つまずきは子どもによってバラバラです。
今よりも偏差値をあげたいのであれば周りと同じ勉強をやっているだけでは追いつきません!
全ての教科、単元に関連性があり、分からない教科や単元があれば、その前に戻り学習しなければ本当の理解には結びつきません。
特に受験生はもう逆戻りをしている時間はあまり残されていません。でも、苦手を放っておいてどんどん次に進んでもどこかで行き詰まることになります。
だからこそ、お子さんが今本当にやるべき勉強を見極めてください。
もし保護者の方が見て、判断に困ったらぜひお気軽にご相談ください。