中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の三井です。
夏休みが終わりましたね。残暑が厳しい中、長い期間の休み明けでダラダラとしてしまいがちですが、ここからさらに難しくなる勉強へ向けて、しっかりと切り替えていきましょう!
さて、今回は数学の「関数」について少しお話していきたいと思います。
関数とは、中学1年生では「比例、反比例」、中学2年生では「一次関数」、中学3年生では「二次関数」という単元にあたり、夏休みが明けたこの時期に習う単元です。
この関数という単元、苦手な子は本当に苦手ですよね。計算系の問題なら得意だけど、関数になると一気に分からなくなるという子は多くいます。
関数は他の単元にはない「グラフから数値を読み取り、利用する能力」が必要になります。
また、関数は他の数学の単元と同じように繋がりの強い単元です。
中学3年の時点で2年の一次方程式を、2年の時点で1年の比例・反比例を、もっと言えば1年の比例・反比例は小学6年生で触れた比例・反比例を覚えていないと、基本の部分から解けなくなってしまいます。
今から全てを復習し、解き直せとまでは言わないですが、教科書を見返し、関数の基礎知識の部分は今のうちに思い出すようにしていきましょう。
また、不安なところは少しでも解いて確認しておきましょう。
特に中学2年、3年は「座標を読み取る方法」、「式をグラフで書く方法」、「逆にグラフから式を求める方法」を忘れている場合、絶対にチェックしておくと良いです!
関数のコツは、「グラフをきちんと書く」ことです。
関数が苦手な子ほど、ワークなどのグラフに式を書く問題を1回やるだけで終わらせてしまっています。グラフを2回3回と実際に書くことで、式とグラフの関連性に気付いて理解しやすくなります。
また、関数の問題は座標や式などの情報を絶対に書き込むようにしましょう。点Aの座標が(2,3)と分かったらそれをグラフに書く。
直線Bがy=2x+4と分かったらグラフの横に書く。図形の問題でもいえることなのですが、関数の問題は情報を集めたうえでやっと解ける問題が多いです。頭の中だけで処理せず、目視できるようにメモを書くことが大切です。
入試でも毎年必ず出題されている関数。習い始めのこの時期から、解く時の要点をしっかりおさえておきましょう。