中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。教室長の丹下です。
お子さんの夏休みの宿題は、順調に進んでいる様子ですか?
私の教室の生徒も、出校日が近いということで一生懸命取り組んでいるところです。
また、通知表の結果を参考にしながら、2学期は何を頑張ろうか面談を行い、よいスタートを切れるように準備を行っています。
通知表を見ながら生徒たちと話したのは、意欲点を上げていきたいということです。
そのために、まず宿題のやり方を変えていこうとお話しました。
そこで今回は、「課題のやり方でやる気をアピールする方法」についてお伝えしていきます。
みなさん、普段の宿題はどれくらい時間をかけていますか?
どれくらいテキストやノートに書き込みを加えていますか?
理解するまでやり直しはできていますか?
普段の宿題には、
- その日に学習したことを理解しているのか確かめる
- その日に学習したことを整理する
- もっと前に習ったことを覚えているのか確かめる
- 学習時間の確保
この4つの目的があると思います。
私が特に大事にしてほしいことは、1と2です。
毎回の授業時間だけでは、全てを理解しきるのはどうしても難しいです。
授業中だけで理解できなかったことを、頭の中で整理し、反復するために、日々の課題を活用してほしいのです。
必ず、宿題の中で間違えた問題は、赤でとなりに答えを書くだけでなく、「解き直し」をしましょう。
「解き直し」とは、
途中式なども含めて一から書く、解説を一緒に写しておく、付箋を上から貼って答えを書き、丸付けもしておくなどのことです。
漢字や英語のノートの場合は、読み仮名や日本語訳を全て書いたり、1行分“テスト欄”と書いておいて丸付けもしておくと良いです。
課題を見ると、1人1人かなり差があります。
答えを丸写ししている子、やっつけ仕事になってしまっている子、
ノートを見ればすぐわかります。
その中で、他の子との“違い”を出せれば、それはやる気のアピールにつながります。
しかし、これらを実際にやろうとすると、宿題にかかる時間は確実に長くなります。
これを学校のある忙しいときに始めようとするとなかなかうまくいかないと思います。
夏休み中は普段より時間に余裕のある時期です。
この時期から少しずつ慣らしておくと、学校が始まる頃にはそれが当たり前になるでしょう。
ぜひ夏休みのうちから始めてみましょう!