中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは!個人指導専門塾の岡田です。
夏のように暑い日が続いていますね!
特に期末テストが終わった受験生は、受験を意識した勉強を本格的に始めていかなければいけません。
しかし、ただ漠然と勉強をしていてはなかなか効率よく学力を向上させることはできません。
では、この夏、受験生がやるべき行動とは何でしょうか。以下に書きだしてみました。
目標を設定する
→現実の学力とのギャップを把握
→弱点や不安な科目・単元の洗い出し
→時間設定をしてその単元をやり切る
→その日の終わりにチェックテスト
このように、「やるべき行動に焦点を当てて、継続していく」ことが重要です。
今回は、やるべき行動に焦点を当てて継続したことによって、勉強習慣を身につけ
偏差値を2か月で7も上げた先輩のRくんのお話をご紹介していきます。
Rくんの偏差値は、夏休み前の時点で、目指している第一志望校の偏差値と約10の差がありました。
目標と現実のギャップの把握はできたので、次にRくんの偏差値のネックになっていた数学に焦点を当ててみました。
すると、3年生に習った単元は平均的に出来ていたのですが、2年生に習った「連立方程式の文章題」や「一次関数の式の求め方」といった
受験で必要不可欠な単元が抜け落ちていることが分かりました。
そこで、習慣的に勉強していく必要がある数学の単元として下記3つの単元に絞り
これらを「合計3時間」必ず日々の勉強の中で確保していくようしていきました。
- 一次関数の基礎 ②連立方程式の文章題 ③図形の証明問題
具体的に、毎日習慣化して3時間勉強したやり方は、
それぞれの単元1つにつき、25分勉強+5分丸付けという塊で区切りをつけます。
それを30分×3単元で90分という時間を作ります。
さらに、前半90分と後半90分に分け、後半も同じ時間設定で、前半で出来なかった問題が理解出来ているかどうかのチェックの時間に使っていきます。
このルーティンを毎日行うようR君と約束しました。
また、勉強する際に必ずタイマーを設定するようにも伝えていました。
タイマーが鳴った時点で一度手を止め、そこまでの丸付けをするようにしました。
その結果、彼は、2学期初めの実力テストでは、最終的に全教科の偏差値の底上げに成功し、偏差値を7上げることができました。
もちろん、第一志望を変えることなく希望していた高校に見事合格することができました。
合格した受験生は、みなさん口を揃えて「去年の夏に勉強を頑張って本当に良かった!」と言います。
夏を制するものは受験を制すとよく聞きますが、本当に受験生にとっては大事な夏休みです。
受験勉強の始め方が分からない場合は、まず苦手単元を絞ってみてはいかがでしょうか?