中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは。個人指導専門塾の大谷です。
まだ5月のはずなのに夏のように暑い日が今年は続いていますね。屋内外問わず、部活で練習に励むお子さんには熱中症などに気を付けてほしいと思います。
運動部に所属する中学生のお子さんにとって、これからは夏の大会に向け力を入れていく時期になります。同時に勉強との両立も大変になってくる時期ですね。
本日は勉強と部活の両立について、以前教室に通ってくれていた生徒のお話をしたいと思います。
私が数年前に担当した中学3年生のA君は、野球部に所属していました。
2年生の時、自分たちがメイン学年となった最初の大会ではレギュラーではなかったのですが、冬場に相当な努力を積んだのでしょう。3年生になって最初の大会でついにショートのレギュラーの座を獲得することができました。
A君はその時に相当喜んでおり、「俺やっとレギュラーになったんだー!!」と笑顔で報告してくれたのがとても印象的でした。
しかし、部活に熱中するA君はその直後のゴールデンウィークで出した宿題をやってきませんでした。休み明けに塾に来たA君に「何でやってこなかったの?」と聞くと、「部活が忙しくて出来ませんでした」と返答しました。
こういったケース、実は非常に多くあります。
通常ゴールデンウィークでは、課題ワークに手をつけたり、4月に学校で習った内容に触れて忘却曲線をなだらかにするという取り組みを行わなくてはなりません。
覚えるのは大変ですが、忘れるのは簡単です。たった4~5日ですが、ここで全く手を付けなかった場合、4月の内容がゼロになってしまう可能性さえあります。
本来、塾ではこういった場合、勉強量を調整して軌道修正していくのですが、彼にとって不運だったのは、その直後に修学旅行があったことです。時間も足りず、気持ちもそちらに向かないまま迎えた中間テストで大きく点数を落とす結果になってしまいました。
勉強と部活の両立は、学生にとって大きなテーマです。
もしもゴールデンウィークで勉強が疎かになってしまった場合、補てんする時間は必ず作らなければなりません。
塾の先生は計画だてのプロです。ぜひこういった修正を必要とする際は一度相談をしてみてください。