冬休みは“準備期間”。12月に整えておきたい3つの行動習慣

多くの保護者様が「冬休みに入ってから頑張らせよう」と考えますが、実は冬休みの学習成果は、12月前半の準備で大きく差がつきます。

冬休みは長いようで短く、予定も入りやすいため、学習ペースを崩す子が非常に多い時期。

だからこそ、11月後半〜12月前半に“動きやすい環境”を整えることが重要です。

行動科学では、行動の大部分は「先行条件(きっかけ)」で決まるとされ、冬休み前こそその整備が最も必要なタイミングです。

習慣①:学習前の“ルーティン”を固定する

勉強の質は、始める前の行動に大きく左右されます。

「机に向かう→筆箱を開ける→今日の内容を決める」というルーティンを固定するだけで、開始までの心理的負担がグッと下がります。

行動科学では、同じ刺激から同じ行動が生まれる“刺激統制”が働くため、冬休みに入っても自然に学習をスタートしやすくなります。

習慣②:1日の最初の“5分”を固定する

学習の最初の5分で、その日の集中度が決まると言われます。

おすすめは、

  • 漢字1行
  • 英文音読3回
  • 計算問題3問

といった“すぐできて成功しやすいタスク”。

初動の達成感はそのまま強化刺激となり、「今日もできそう」という感覚を生み出します。

 習慣③:タスクを“細かく分ける”

冬休みに多いのが「宿題の量に圧倒されて動けなくなる」というパターンです。

これはタスクが大きすぎることで起こる典型的な行動停滞。

  • 「ノート1ページ」ではなく「1段だけ」
  • 「英語の単語30個」ではなく「5個×6セット」

というように分けることで、“成功体験の連続”が起こり、行動の維持につながります。

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