「うちの子、机には向かっているけれど…これで本当に力になっているのかな?」──そんな不安を抱いたことはありませんか。
実は勉強の成果を分けるのは“長くやったかどうか”ではなく、“どんな行動をしたか”です。
ノートを写すだけの1時間よりも、考えながら解いた15分の方が、記憶に残りやすいことが多いのです。
今日は、その差を生むちょっとした工夫をご紹介します。
「15分」で集中力が変わる
長時間の勉強は集中が途切れやすく、「やった感」だけが残ってしまいます。
そこで効果的なのが「15分区切り」です。
15分ごとに取り組む内容を決め、終わったらチェックを入れるだけで、達成感が行動に結びつきやすくなります。
読むより“思い出す”が記憶のカギ
「教科書を読む」「ノートを見返す」だけでは、学んだつもりになりやすいです。
そこでおすすめなのが「思い出す練習」です。
例えば、
- 1ページ読んだら本を閉じて内容を口に出す。
- 単語を覚えたら、翌日に紙に書き出してみる。
頭の中から取り出す行動こそ、記憶を定着させる一番の近道です。
小さな成長を“すぐ”褒める
お子様が「昨日より早く問題を解けた」「自分で間違いに気づけた」などの小さな成長を見せたときは、すぐに認めてあげてください。
行動科学の観点では、行動がその場で承認されると、次の行動を続けやすくなります。テストの点数よりも、その途中の行動を褒めることが大切です。
やり方を変えれば未来も変わる
勉強の成果は一夜で変わるものではありません。でも、日々の「やり方」を少し工夫するだけで、積み重ねは確実に力になります。
次回は、実際に行動を変えて成果を上げた生徒さんのエピソードをご紹介します。きっと「うちの子にもできるかも」と感じていただけるはずです。