家庭で増える“言葉のすれ違い”を防ぐ方法

中間テストが近づいてきましたね。
「ちゃんとやれてるのかな」「何をどこまで見てあげればいいんだろう」と、そわそわしている保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなときに家庭でできる、ごくシンプルな3つの行動をご紹介します。

テスト勉強の不安は、「何を、どこまで、いつやるのか」が見えていないことが原因になりがちです。
そのとき有効なのは、保護者が“内容の中身”まで口を出すのではなく、計画を立てるところを一緒にやることです。
例えば、テスト範囲表を見ながら…
「このワーク、あと何ページ残ってる?」
「この教科、いつまでに終わらせたい?」
と問いかけて、ざっくりでも日付を入れたスケジュールを紙に書き出すだけでも、子どもの頭の中は整理され、焦りが軽減されます。

テスト勉強というと、「1日2時間やろう」と時間で考えがちですが、慣れていない子にとっては時間管理より「やる量」を決めた方が取り組みやすくなります。
「今日は英語のワークをLesson3まで」
「理科はこのページのまとめだけ」
というように**“終わりが見える単位”で区切る**のがポイントです。
これは、途中でやめたくなった時の“達成ライン”にもなります。
見通しがつくと、自然と手が動くようになります。

子ども自身も不安を抱えていますが、それをうまく言葉にできていないだけということもよくあります。
「不安を解消するにはどうすればいいか」を一緒に考えるよりも、その不安に気づくための声かけが効果的です。
「今のところで心配な教科ある?」
「ワークでわからないところ、どうしてる?」
「やらなきゃと思ってるけど手がつかないやつ、ある?」
こうした質問は、指示や助言ではなく“対話のきっかけ”になります。
話すことで、子ども自身の中で課題が整理されることも多くあります。
テスト勉強に不安はつきものですが、「計画を一緒に立てる」「量で区切る」「声をかけて言葉にする」この3つの行動で、子どもも親も少しだけ心が軽くなるかもしれません。
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