【行動科学】やる気に頼らず自然と動けるようになる“仕組みづくり”

夏休みの夜更かしや勉強ペースの乱れ…「まあ新学期が始まれば何とかなるだろう」と思っていませんか。

実は、この時期の立て直しが2学期の学力や生活に大きな差を生みます。

やる気に頼らず自然と動けるようになる“仕組みづくり”を、行動科学の視点からご紹介します。

習慣は「環境」でつくられる

夏休み終盤に生活リズムを整えるうえで大事なのは、本人のやる気ではなく「環境づくり」です。

行動科学では、行動はきっかけ(先行条件)によって決まると考えます。

  • 寝る前にスマホやゲーム機を寝室から移動させて「夜更かしのきっかけ」を断つ。
  • 夜寝るとき、カーテンを少し開け日光がはいるようにすると自然と朝起きやすくなる。

保護者様が工夫できる「環境の合図」が、良い習慣を自然に後押ししてくれます。

成功体験を小さく刻む

「早寝早起き」や「勉強時間をきっちり確保」といった大きな目標は、一気に達成するのが難しく、挫折の原因になります。

そこでおすすめなのが、小さな行動を区切って「できた感覚=成功体験」を積み重ねること。

寝る時間を15分早める、10分だけ机に向かうなど、小さな目標を立て、その達成を繰り返すほど、行動は強化されます。

子どもは「自分でもできた」という感覚を得て、次の行動を続けやすくなるのです。

「習慣」と「ご褒美」で定着させる

新しい習慣を長続きさせるには、「習慣」と「ご褒美」をセットにすることが効果的です。

例えば、習慣にしたい行動「夕食後に20分間机に向かう」が出来たら、「好きな音楽を聴く」など小さなご褒美を用意する。

この繰り返しが習慣を強化し、気づけば「やるのが当たり前」という状態になります。

2学期を気持ちよくスタートさせるために、この一週間でできる、小さな一歩。ぜひ始めてみてください。

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