見えにくく、育てにくそうな非認知能力。親はどうサポートする?

前回は、「非認知能力って何?」「なぜ今、必要なのか?」というお話をしました。今回はその続きです。

前回はこちら→学力だけじゃない、“本当の力”が問われる時代へ【小中学生の時期に伸ばすべき非認知能力】

 

勉強のやる気がなかなか続かない。失敗をひどく怖がってしまう。人の目を気にして、自分の意見が言えない…。そうしたお子様の様子に、心あたりはありませんか。

前回お伝えした通り、実はそこにこそ“学力の前提”となる力——非認知能力が深く関わっています。

見えにくく、育てにくいこの力を、親としてどうサポートしていくか?今回は、非認知能力をご家庭で育むために必要な方法を具体的にご紹介します。

“頑張れる子”はこう育つ

学力を伸ばすには、勉強そのものよりも、まず「取り組む力」が欠かせません。

粘り強さ、自信、感情のコントロール、人との協調性——こうした“非認知能力”が土台にあることで、子どもは前向きに挑戦し、学び続けることができます。

たとえ失敗しても、「またやってみよう」と思える気持ち。それを支えるのは、日々の言葉やまなざし、小さな経験の積み重ねです。

家庭で育つ“心の力”

非認知能力は、特別なことをしなくても、家庭のあたたかな関わりを通じて育てることができます。

たとえば、テストの点よりも「毎日机に向かっていたね。続けているのがすごいよ」と努力を認める声かけ。
「できなくてもやってみたことが偉いよ」「失敗しても大丈夫」とチャレンジを肯定する姿勢。
「今日悔しかったの?」「不安だったんだね」と子どもの気持ちに名前をつけて寄り添う関わりも、感情を整理し言語化する力(=非認知能力)につながります。

結果よりも、過程に目を向けて「あなたの頑張りを見てるよ」と伝える——そんな日々の関わりが、子どもに「自分はやれる」という感覚を根づかせていきます。

経験でしか育たない力もある

とはいえ、非認知能力には「体験を通してしか育たない側面」もあります。

たとえば、友達との衝突や、思い通りにいかないもどかしさ、努力が実らない悔しさ——こうした“うまくいかない経験”は、家庭ではなかなか用意できません。

また、親以外の大人との関わりや、初対面の人と協力して何かをやり遂げるような経験も、子どもの心を大きく動かし、非認知能力を育む大事なきっかけになります。

なので、たとえば非認知能力を育てることに特化したプロや環境に意識的に頼るという選択なども、これからの子育てにおいて有効な手段のひとつです。

ぜひ、子どもの非認知能力を育てる方法を実践してみてください。

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