中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
新学期が始まり、4月のうちは5教科のうちどの教科もそこまで難しくありません。そのため、新学期の授業内容に拍子抜けする子もいるかと思います。
ただ、今やっている内容は“基礎中の基礎”です。
家を建てる前の「地ならし」の段階であり、ここがしっかりしていないと基礎(地面と建物の間にあり、建物を支えるコンクリート)の意味がなくなってしまいます。
今の比較的優しい内容を「分かったつもり」から「理解している」へ変えて、しっかりと記憶を定着させましょう。
今回は、「分かったつもり」を「理解している」にする方法をお話しますね。
問題を解く
「簡単だ」「分かっている」といった内容だと、復習を疎かにしがちです。
しかし、そういったものであっても復習は大切。
自分が「分かったつもり」なのか、本当に「理解している」のかをチェックする方法は、問題を解くことです。
問題を解いて“本当に理解できているのか”を確認しましょう。
人に教えられるくらいに
「理解」と一口に言っても、どれだけ理解していれば良いのでしょうか。
一つの目安にしてほしいのが“人に教えられるか”です。
人に教えるということは、しっかりと理解していないとできないことですよね。
今やっている授業内容を人に教えられるくらい理解していないと、この先どんどん内容が難しくなり後々つらくなってしまいます。
1週間後に記憶の定着を確認
復習は1度だけではなく、何度も繰り返し行うのが大事です。
- 授業を行った当日
- 1週間後
- 1カ月後
少なくともこの3回は行い、記憶の定着を図りましょう。
1カ月後にも覚えていて問題が解けていれば、きちんと理解している証拠です。
復習しているときに間違えた問題は重点的に学習しなおします。
また、前回と同じところを間違っていたら要注意。その問題の間違い直しや復習のウエイトを上げるべきです。
簡単な授業内容だからと気を抜かずに、「しっかりと理解している」と言えるように勉強に取り組んでいきましょう。
今の努力が、数カ月経って授業内容が難しくなったときに周りとの差として現れてきます。