中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「自分は勉強が苦手だから」と言うお子さまと出会うことが多いです。
運動が得意な子、絵が得意な子などさまざまですが、勉強自体に苦手意識があると、勉強に取りかかることすら大変に感じてしまいますよね。
苦手意識が長く続くと、いつしか諦めてしまう可能性もあります。
すぐに苦手意識を改革していくのは難しいですが、今回は勉強自体に苦手意識のある子が勉強前にやると良い準備についてお話ししていきたいと思います。
行動を細かく分解
「勉強しなきゃ」と思っていざ机に向かっても、何から始めて良いのかわからずにつまずいてしまうパターンがあります。
そんなときは、やるべき行動を細かく分解してみましょう。
ポイントは「できる限り細分化する」です。
- ワークと文房具を用意する
- 1問解いてみる
- 1ページ終わったら答え合わせをする
- 間違った問題を解き直す
のように、細かく分解していくと◎
行動が明確になるので、スムーズに勉強を始められます。
10分間の散歩やストレッチ
なかなかやる気が起きない、勉強が始められない、といった子は、勉強前の10分間で散歩やストレッチをしてみましょう。
散歩などの軽い運動やストレッチは、血行が良くなります。
血行が良くなると、脳にも血液が送られて働きが活発になります。
「10分間の散歩やストレッチ → 勉強スタート」の習慣が身につくと、集中力が増す効果も得られます。
軽い気分転換の役目もありますので、勉強前だけではなく、休憩に行うのも良いでしょう。
自己分析
勉強に意欲的に取り組める子は、自分の得手不得手を把握しています。
“好き、嫌い”などの感情ではなく、自分の強みと弱みを今いちど確認してみましょう。
客観的に見て自分のできている部分とできていない部分を整理してみるのがおすすめ。
できていない部分が分かれば、それを「できる」に変えるような行動をすれば良いのが分かりますね。
番外編:1年前の問題を解く
勉強が苦手な子には「自分は勉強ができない」と思っているから苦手になっている子も多いです。
そのため、中学2年生であれば1年生レベルの問題を、中学1年生であれば小学6年生レベルの問題を解くのもおすすめです。(場合によっては、2年前・3年前レベルの問題でも◎)
難易度が低い問題を解く ⇒ できる、分かる ⇒ 嬉しいと感じる ⇒ 繰り返すと勉強するのが楽しくなる ⇒ 勉強が好きになる
「できた!」「分かった」は「楽しい」「好き」につながりますので、勉強嫌いで悩んでいる子にはぜひ挑戦してみていただきたいと思います。